2011 Aragon motorcycle Grand Prixとは? わかりやすく解説

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2011年のアラゴングランプリ

(2011 Aragon motorcycle Grand Prix から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/17 02:56 UTC 版)

  2011年のアラゴングランプリ
レース詳細
2011年のロードレース世界選手権 全18戦中第14戦
決勝日 2011年9月18日
開催地 モーターランド・アラゴン
開催コース 常設サーキット
5.344km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
ケーシー・ストーナー ケーシー・ストーナー
1:48.451 1:49.046
表彰台
1. ケーシー・ストーナー
2. ダニ・ペドロサ 3. ホルヘ・ロレンソ


Moto2
ポールポジション ファステストラップ
マルク・マルケス マルク・マルケス
1:53.296 1:53.956
表彰台
1. マルク・マルケス
2. アンドレア・イアンノーネ 3. シモーネ・コルシ
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
エクトル・ファウベル マーベリック・ビニャーレス
1:59.222 1:59.835
表彰台
1. ニコラス・テロル
2. ヨハン・ザルコ 3. マーベリック・ビニャーレス


2011年のアラゴングランプリは、ロードレース世界選手権2011年シーズン第14戦として、9月16日から18日までスペインアラゴン州モーターランド・アラゴンで開催された。

概要

125ccクラス

125ccクラス予選では、エクトル・ファウベルがクラス復帰後初となるポールポジションを獲得した。2番手には僅差でマーベリック・ビニャーレスが、3番手にはポイントリーダーのニコラス・テロルが続いた。ポイントランキング2位のヨハン・ザルコは2列目4番グリッドからのスタートとなった[1]

日曜日の決勝レースでは、ホールショットを奪ったテロルが独走で3連勝・シーズン8勝目を挙げた。2位争いはファウベルとザルコが接戦を繰り広げていたが、ファイナルラップにファウベルが転倒。その結果3位にはビニャーレスが入り、4戦を残して早くもルーキー・オブ・ザ・イヤーの座を確定させた[2]

年間チャンピオン争いでは、テロルとザルコの差は36ポイントに広がった[3]

Moto2クラス

Moto2クラス予選では今回、2012年型シャシーを先行投入したポイントランキング2位のマルク・マルケスがシーズン6度目のポールポジションを獲得した。以下フロントロウにはフリアン・シモンスコット・レディングが続き、ポイントリーダーのステファン・ブラドルは4番手からのスタートになった[4]

決勝レースでは、序盤はマルケス、アンドレア・イアンノーネシモーネ・コルシらがトップ争いを展開。終盤にかけてはマルケスが独走態勢を築き、3連勝・シーズン7勝目を挙げた。この勝利でマルケスもMoto2クラスのルーキー・オブ・ザ・イヤーが確定することになった[5]。ブラドルも序盤はトップ争いに加わっていたが、リヤタイヤにトラブルを抱えて最後は8位にまで沈んだ[6]

この結果チャンピオン争いでは、トップのブラドルに対しマルケスが6ポイント差にまで迫ることとなった[7]

MotoGPクラス

MotoGPクラス予選では、ポイントリーダーのケーシー・ストーナーが3戦連続、シーズン9度目となるポールポジションを獲得、2番手にはダニ・ペドロサ、3番手にはベン・スピーズが続いた[8]

日曜日の決勝、レプソル・ホンダチームはレプソル社のモータースポーツ支援40周年を記念したスペシャルペイントのマシンで登場した[9]。トップで1周目を終えたストーナーがその後リードをどんどん広げ、独走でシーズン8勝目を挙げた。2位はペドロサ、3位にはポイントランキング2位のホルヘ・ロレンソが入った。この結果、ストーナーとロレンソのポイント差は44に広がった[10]

前戦引退を発表したロリス・カピロッシは15周目にトニ・エリアスと接触・転倒した際に右肩を強打。次戦日本GPを欠場することとなった[11]

MotoGPクラス決勝結果

順位 No. ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 27 ケーシー・ストーナー ホンダ 23 42:17.427 1 25
2 26 ダニ・ペドロサ ホンダ 23 +8.162 2 20
3 1 ホルヘ・ロレンソ ヤマハ 23 +14.209 4 16
4 58 マルコ・シモンチェリ ホンダ 23 +20.646 6 13
5 11 ベン・スピーズ ヤマハ 23 +27.739 3 11
6 19 アルバロ・バウティスタ スズキ 23 +30.373 11 10
7 69 ニッキー・ヘイデン ドゥカティ 23 +34.288 7 9
8 8 エクトル・バルベラ ドゥカティ 23 +37.305 13 8
9 35 カル・クラッチロー ヤマハ 23 +39.652 12 7
10 46 バレンティーノ・ロッシ ドゥカティ 23 +39.832 171 6
11 7 青山博一 ホンダ 23 +39.997 9 5
12 14 ランディ・ド・プニエ ドゥカティ 23 +54.717 10 4
13 5 コーリン・エドワーズ ヤマハ 23 +58.430 14 3
Ret 24 トニ・エリアス ホンダ 15 衝突 16
Ret 65 ロリス・カピロッシ ドゥカティ 15 衝突 15
Ret 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ 0 アクシデント 5
Ret 17 カレル・アブラハム ドゥカティ 0 アクシデント 8

Moto2クラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 93 マルク・マルケス スッター 21 40:20.575 1 25
2 29 アンドレア・イアンノーネ スッター 21 +2.466 10 20
3 3 シモーネ・コルシ FTR 21 +2.574 12 16
4 15 アレックス・デ・アンジェリス モトビ 21 +3.054 5 13
5 40 アレックス・エスパルガロ ポンス カレックス 21 +10.831 6 11
6 38 ブラッドリー・スミス テック3 21 +10.870 15 10
7 12 トーマス・ルティ スッター 21 +11.005 11 9
8 65 ステファン・ブラドル カレックス 21 +11.212 4 8
9 77 ドミニク・エガーター スッター 21 +11.810 23 7
10 36 ミカ・カリオ スッター 21 +11.939 9 6
11 13 アンソニー・ウエスト MZ-RE ホンダ 21 +12.108 21 5
12 63 マイク・ディ・メッリオ テック3 21 +12.114 19 4
13 76 マックス・ノイキルヒナー MZ-RE ホンダ 21 +12.180 17 3
14 44 ポル・エスパルガロ FTR 21 +12.908 8 2
15 45 スコット・レディング スッター 21 +13.329 3 1
16 34 エステベ・ラバト FTR 21 +13.875 20
17 60 フリアン・シモン スッター 21 +13.954 2
18 19 ザビエル・シメオン テック3 21 +15.251 24
19 71 クラウディオ・コルティ スッター 21 +18.470 16
20 18 ジョルディ・トーレス スッター 21 +20.128 22
21 4 ランディ・クルメナッハ カレックス 21 +38.974 25
22 25 アレックス・バルドリーニ ポンス カレックス 21 +39.072 27
23 9 ケニー・ノエス FTR 21 +39.340 33
24 7 小山知良 スッター 21 +48.695 29
25 88 リカルド・カルダス モリワキ 21 +48.843 26
26 64 サンティアゴ・エルナンデス FTR 21 +1:02.670 31
27 33 セルヒオ・ガデア モリワキ 21 +1:05.633 35
28 6 ホアン・オリベ FTR 21 +1:06.619 34
29 53 バレンティン・デビーズ FTR 21 +1:11.832 32
30 39 ロベルティーノ・ピエトリ スッター 21 +1:27.512 36
31 72 高橋裕紀 モリワキ 21 +1:31.402 14
32 95 マシェル・アル・ナイミ モリワキ 21 +1:33.725 37
33 82 エレナ・ロセール スッター 21 +1:36.548 38
Ret 51 ミケーレ・ピロ モリワキ 17 棄権 13
Ret 16 ジュール・クルーセル スッター 9 アクシデント 7
Ret 35 ラファエレ・デ・ロサ スッター 9 棄権 28
Ret 14 ラタパー・ウィライロー FTR 9 アクシデント 30
Ret 75 マティア・パシーニ FTR 3 棄権 18
DNS 68 ヨニー・エルナンデス FTR スタートせず

125ccクラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 18 ニコラス・テロル アプリリア 20 40:26.726 3 25
2 5 ヨハン・ザルコ デルビ 20 +6.771 4 20
3 25 マーベリック・ビニャーレス アプリリア 20 +18.929 2 16
4 7 エフレン・バスケス デルビ 20 +27.472 9 13
5 39 ルイス・サロム アプリリア 20 +27.4692 6 11
6 52 ダニー・ケント アプリリア 20 +27.750 5 10
7 11 サンドロ・コルテセ アプリリア 20 +27.7402 7 9
8 23 アルベルト・モンカヨ アプリリア 20 +27.778 8 8
9 26 アドリアン・マルティン アプリリア 20 +43.009 11 7
10 94 ジョナス・フォルガー アプリリア 20 +49.090 10 6
11 77 マルセル・シュロッター マヒンドラ 20 +53.876 15 5
12 3 ルイージ・モルシアーノ アプリリア 20 +56.395 19 4
13 84 ヤコブ・コーンフェール アプリリア 20 +57.513 14 3
14 19 アレッサンドロ・トヌッチ アプリリア 20 +1:07.215 22 2
15 99 ダニー・ウェブ マヒンドラ 20 +1:14.906 23 1
16 50 ストゥーラ・ファーガーハウグ アプリリア 20 +1:31.266 26
17 60 マヌエル・タタショア アプリリア 20 +1:36.871 27
18 30 ジュリアン・ペドーネ アプリリア 20 +1:40.668 24
19 90 Damien Raemy KTM 20 +1:58.898 33
20 37 ペドロ・ロドリゲス アプリリア 19 +1 Lap 32
Ret 55 エクトル・ファウベル アプリリア 19 アクシデント 1
Ret 63 ズルファミ・カイルディン デルビ 18 棄権 31
Ret 21 ハリー・スタフォード アプリリア 16 棄権 21
Ret 28 ジュゼップ・ロドリゲス アプリリア 11 棄権 12
Ret 44 ミゲル・オリベイラ アプリリア 7 棄権 16
Ret 31 ニクラス・アジョ アプリリア 7 アクシデント 18
Ret 43 フランチェスコ・マウリエロ アプリリア 7 アクシデント 25
Ret 17 テイラー・マッケンジー アプリリア 6 アクシデント 28
Ret 96 ルイ・ロッシ アプリリア 5 アクシデント 13
Ret 86 Kevin Hanus ホンダ 5 棄権 30
Ret 10 アレクシ・マスボー KTM 4 棄権 20
Ret 53 ジャスパー・イウェマ アプリリア 1 アクシデント 17
Ret 36 ジュアン・ペレリョー アプリリア 0 棄権 29

注釈

  • ^1バレンティーノ・ロッシはレギュレーションで制限されているエンジン使用数(1シーズンあたり1人6台)を超えたため、ペナルティとしてレース開始10秒後にピットレーンからのスタートとなった[12]

脚注

参考文献


前戦
2011年のサンマリノグランプリ
ロードレース世界選手権
2011年シーズン
次戦
2011年の日本グランプリ
前回開催
2010年のアラゴングランプリ
アラゴングランプリ 次回開催
2012年のアラゴングランプリ

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