2010年3月までの運転概況
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「山陽本線 (広島地区)」の記事における「2010年3月までの運転概況」の解説
2010年3月13日の改正で一度廃止されるまでは主に岡山駅 - 徳山駅間で運転され、そのうち広島近郊の西条駅 - 岩国駅間で2010年3月12日まで速達運転を行っていた快速列車であった。2001年3月3日に「山陽シティライナー」として運行を開始した。2003年3月15日で昼間時以外の列車を「通勤ライナー」として分離して「シティライナー」に改称した。 基本的には山陽本線の長距離普通列車が広島シティネットワークエリア内では快速「シティライナー」となり、快速区間以外では普通と案内していた。該当する列車の方向幕には例えば「西条 - 岩国間快速」とあり、車内放送でも同様の案内をする。下り岡山駅発車時点での車内放送の例としては、「西条から岩国まで快速の○○行き」「広島県内の西条から岩国までは快速となります」というものがある。広島駅の放送でも「広島 - 瀬野間快速です」「広島 - 岩国間快速です」と案内していた。 列車は最遠で下関駅まで運転されていたが、徳山駅 - 下関駅間は普通列車の扱いとなり、徳山駅で列車番号を変更していた。 朝は広島や白市始発の列車や可部線直通列車も設定されていたほか、糸崎始発の列車も多く運転されていた。かつては下関発三石行きがあり、運行距離が 425.7km で、日本最長であった(下関駅の西隣は福岡県の門司駅で、三石駅の東隣りは兵庫県の上郡駅であるため、中国地方の西端から東端まで走行していたことになる)。三石駅直通列車が廃止されてから2009年3月までは、下関駅 - 岡山駅を運行する列車が日本最長の 384.7km になり、それ以降は岡山駅 - 新山口駅間の 315.8kmであった。三石駅直通列車廃止後も、万富始発の列車(徳山行き)が下り1本のみ設定されていたが、こちらも2009年3月ダイヤ改正で廃止され、糸崎駅で系統分割されている。 2016年3月のダイヤ改正で岡山発下関行きの普通列車は復活したが、2017年3月4日ダイヤ改正で運行区間が糸崎発下関行きに短縮され、2018年9月9日以降は西日本豪雨からの復旧後の徐行運転に伴う臨時ダイヤにより白市発下関行へと短縮された。そして、2019年3月16日には糸崎発岩国行きに再度運行区間が短縮された。この改正では広島地区227系統一の影響で、広島地区から山口県内への直通区間は徳山駅までに短縮され、同時に広島地区から岡山地区への直通運転も廃止され、広島地区での長距離列車はなくなった。
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