2010年のテキサス州での公判
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「ルイス・ポサダ・カリレス」の記事における「2010年のテキサス州での公判」の解説
「 要点は司法省がポサダにテロという恐ろしい活動の証言をさせようとしていることにある。(中略)この公判によって、ルイス・ポサダがテロの首謀者であるという周知の事実が確かなものになりうる 」 — アメリカ国家安全保障アーカイブのピーター・コーンブルー(2010年2月25日) 1997年に発生したハバナ連続爆破事件への関与について、連邦当局に虚偽報告した廉で告発され、テキサス州で公判が開始。公判はポサダがアメリカ国内に密入国し、亡命を申請した後に始まったが、ハバナ連続爆破事件や航空機爆破事件そのもの、あるいは密入国の際係官に虚偽報告した件については罪を問われなかった。同年2月28日に筆頭弁護士が作成した文書には、公判の過程で漏れる恐れのある情報が克明に記されている。 アルトゥロ・エルナンデス弁護士は文書の中で、「ベネズエラや中米での反共活動には一貫して、カストロ政権転覆に始まる被告とCIAとの浅からぬ関係が認められる」と説明。アメリカ政府がハバナ連続爆破事件で被告と共謀していること、法廷から「キューバでの破壊活動に(アメリカ政府が)関与、共謀していること」を示す情報を全て機密解除するよう求められていることを明らかにした。また、「アメリカ政府や関連機関を慮って、ポサダの活動との関係や詳細を非公開とすることを示す文書類」の公開を求めている。 公判の結果無罪が確定。アメリカや法廷、判事に感謝の弁を述べた上で、「ここで起こった事はわが国やキューバの正義にとって好例とすべきである」と述べた。
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