2010年のラ王騒動
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2010年7月に「ラ王」を8月で生産終了することを発表し「ラ王追湯式典」と題したイベントを大々的に展開したのち、8月2日に生産終了後、1か月もたたないうちに新「ラ王」を発売したが、その展開と同名新商品に関する情報が公表されないまま旧商品生産終了後の直近時期に新発売された手法には、多くの消費者などから批判も相次いだ。 「日清ラ王#2代目発売に関する批判」も参照 さらに同年9月8日には、新「ラ王」の山頂で男性タレントが新「ラ王」を食べる所作をしているテレビCMが、その撮影において一般登山者の登頂を妨害して撮影したことが露見したため、このCMの放映自粛を決定した(後述)。 CM撮影をめぐる問題 2010年(平成22年)9月9日から放送予定だった、日清ラ王のテレビCM(照英出演)撮影が槍ヶ岳山頂で行なわれた際、トラブル発生の為、険しい山道で多数の登山客らを足止めしたと報道された。また、撮影はヘリコプターを使用。撮影に際して、環境省中部地方環境事務所松本自然環境事務所から広告代理店の電通と、製作会社の葵プロモーション(現・AOI Pro.)は、登山者に迷惑をかけないことと、周辺環境へ配慮し、ヘリコプターを飛ばさないことを事前に求められていたが、これを日清食品に対し伝えていなかった。 当問題発覚後、環境省の松本自然環境事務所は3社に報告を要求、「非常に遺憾」とする文書を出し、現地の国有林を管理する中部森林管理局中信森林管理署も9月に3社を指導、謝罪文提出を求めた。これにより当CMの放送自粛と新たな内容への変更が発表された。 放送自粛後、場所を東京スカイツリーに変え、ちゃぶ台、俳優など同じコンセプトで撮影されたものが放送された。
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