2010年の会長選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 09:51 UTC 版)
「サンドロ・ロセイ」の記事における「2010年の会長選挙」の解説
2008年6月27日、ラポルタの任期が満了する2010年の会長選挙出馬を記者会見で表明した。同じ頃、ロセイを支援するOriol Giraltがラポルタの不信任動議を提出し、ラポルタは動議の背後にいたロセイを訴えた。なぜラポルタに対抗するのかと問われると、ロセイは「現在のクラブ運営は独自性がなく、透明性がなく、民主的でない」からだと答えた。会長選挙にはロセイの他にラポルタ政権発足時からクラブ委員を務めたアグスティ・ベネディト、ロセイの辞任後にスポーツ部門の副会長を務めたマルク・イングラ、ラポルタの後継者を自認するジャウマ・フェレールが出馬した。選挙は2010年6月13日に行われ、クラブのソシオから61.35%の票を集めて他候補を圧倒したロセイが当選した。有効得票数(35,021票)は史上最多であり、7月1日にラポルタに代わって第39代会長に就任した。ジョゼップ・グアルディオラ監督を留任させ、チキ・ベギリスタインの後継のスポーツディレクターには1980年代後半から1990年代前半にFCバルセロナでプレーしたアンドニ・スビサレッタを起用した。クラブはロセイの就任時に4億4200万ユーロ(約481億円)もの負債を抱えており、ロセイはラポルタ前会長の杜撰な経営を痛烈に批判した。2010年12月には2011-12シーズンからのカタール財団とのスポンサー契約で合意に達し、クラブ創設以来初の胸スポンサーロゴ導入に踏み切ったが、名誉会長のヨハン・クライフからは「自ら哲学を捨て去るのは賢明ではない」と批判された。また、前任者に比べて会長自身の露出は少なく、メディア受けが良くないとされる。会長就任後初のシーズンとなった2010-11シーズンにはスーペルコパ・デ・エスパーニャ、リーガ・エスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグで優勝し、就任初年度の獲得タイトル数を更新した。2011年夏にはセスク・ファブレガスを獲得した。
※この「2010年の会長選挙」の解説は、「サンドロ・ロセイ」の解説の一部です。
「2010年の会長選挙」を含む「サンドロ・ロセイ」の記事については、「サンドロ・ロセイ」の概要を参照ください。
- 2010年の会長選挙のページへのリンク