2008 Indianapolis motorcycle Grand Prixとは? わかりやすく解説

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2008年のインディアナポリスグランプリ

(2008 Indianapolis motorcycle Grand Prix から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/04 05:21 UTC 版)

  2008年のインディアナポリスグランプリ
レース詳細
2008年のロードレース世界選手権 全18戦中第14戦
決勝日 2008年9月14日
開催地 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
開催コース 常設サーキット
4.216km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
バレンティーノ・ロッシ バレンティーノ・ロッシ
1:40.776 1:49.668
表彰台
1. バレンティーノ・ロッシ
2. ニッキー・ヘイデン 3. ホルヘ・ロレンソ


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
マルコ・シモンチェリ レース中止
1:45.168
表彰台
1. レース中止
2. レース中止 3. レース中止
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
ポル・エスパルガロ ステファン・ブラドル
1:50.475 1:50.460
表彰台
1. ニコラス・テロル
2. ポル・エスパルガロ 3. ステファン・ブラドル


2008年のインディアナポリスグランプリは、ロードレース世界選手権2008年シーズン第14戦として、9月12日から14日までアメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で、この年初めて開催された。

概要

1909年にIMSが開業して以来、史上初めてのメジャーなオートバイレースイベントとなった。すでにラグナ・セカアメリカGPが開催されており、合衆国で初めてとなる一年に複数回のGP開催となった。またラグナ・セカとは異なり125cc、250ccクラスも開催される。両クラスの北米での開催は1994年以来となった。

2000年から2007年まで同地で開催されたF1アメリカGPと同様、オーバルトラックとインフィールドセクションを組み合わせたコースを使用するが、F1とは若干レイアウトが異なる。コースレイアウトについての詳細は、インディアナポリスグランプリの記事を参照のこと。

レースの展開

この年のイベントは、インディアナ州に近づきつつあったハリケーン・アイクの影響を強く受けることになった。決勝日の天候は曇りで肌寒く、レースがおこなわれる時間の降水確率は100%となっていた。

125ccクラスの決勝はドライコンディションでのスタートとなった。ポールポジションのポル・エスパルガロがスタートからレースをリードしていたが、10周目にはニコラス・テロルがトップを奪取する。17周目にはエスパルガロが再逆転しトップに立ったが、その直後に雨が降り始め赤旗中断。予定周回数の2/3を消化していたためフルポイントでレース成立、ただし規定により中止1周前の16周目時点の順位が採用されたため、テロルがグランプリ初優勝を遂げることとなった[1]。チャンピオン争いでは、ランキング2位のシモーネ・コルシが7位、ポイントリーダーのマイク・ディ・メッリオは10位に終わり、両者のポイント差は25に詰まった[2]

続いて13時15分に250ccクラス決勝が開催される予定だったが、悪天候のためMotoGPクラス後の16時30分に順延された[3]

その後天候が少し回復し、15時には予定どおりMotoGPクラスの決勝がスタートとなった。小雨だがヘビーウェットの路面状況の中、これまで苦戦が続いていたニッキー・ヘイデンがレースをリードしていたが、14周目にはポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシがトップに立った。その後風雨が強くなったため、21周目に赤旗が掲示、20周目の順位をもってレース成立となり、ロッシが4連勝・シーズン7勝目を挙げ、2位ヘイデン、3位ホルヘ・ロレンソと続いた。ランキング2位のケーシー・ストーナーは4位に終わり、ロッシとのポイント差は87に広がった。グランプリ3回目のスポット参戦となったベン・スピーズは6位に入賞、このレースからタイヤをブリヂストンに変更したダニ・ペドロサは8位に終わった[4]

その後強風がおさまることはなく、順延されていた250ccクラス決勝は結局中止となった[3]

MotoGPクラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 46 バレンティーノ・ロッシ ヤマハ 20 37:20.095 1 25
2 69 ニッキー・ヘイデン ホンダ 20 +5.972 4 20
3 48 ホルヘ・ロレンソ ヤマハ 20 +7.858 3 16
4 1 ケーシー・ストーナー ドゥカティ 20 +28.162 2 13
5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ 20 +28.824 7 11
6 11 ベン・スピーズ スズキ 20 +29.645 5 10
7 50 シルバン・ギュントーリ ドゥカティ 20 +36.223 14 9
8 2 ダニ・ペドロサ ホンダ 20 +37.258 8 8
9 7 クリス・バーミューレン スズキ 20 +38.442 15 7
10 15 アレックス・デ・アンジェリス ホンダ 20 +42.437 12 6
11 13 アンソニー・ウエスト カワサキ 20 +47.179 19 5
12 24 トニ・エリアス ドゥカティ 20 +55.962 9 4
13 14 ランディ・ド・プニエ ホンダ 20 +57.366 6 3
14 21 ジョン・ホプキンス カワサキ 20 +58.353 16 2
15 5 コーリン・エドワーズ ヤマハ 20 +1:00.613 11 1
16 65 ロリス・カピロッシ スズキ 20 +1:05.620 13
17 56 中野真矢 ホンダ 20 +1:05.854 17
18 52 ジェームス・トスランド ヤマハ 20 +1:07.968 10
19 33 マルコ・メランドリ ドゥカティ 20 +1:21.023 18

125ccクラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 18 ニコラス・テロル アプリリア 16 29:51.350 6 25
2 44 ポル・エスパルガロ デルビ 16 +1.708 1 20
3 17 ステファン・ブラドル アプリリア 16 +3.984 3 16
4 45 スコット・レディング アプリリア 16 +4.277 9 13
5 11 サンドロ・コルテセ アプリリア 16 +4.413 10 11
6 93 マルク・マルケス KTM 16 +4.454 13 10
7 24 シモーネ・コルシ アプリリア 16 +6.261 7 9
8 38 ブラッドリー・スミス アプリリア 16 +7.782 11 8
9 51 スティービー・ボンセー アプリリア 16 +12.035 15 7
10 63 マイク・ディ・メッリオ デルビ 16 +12.251 2 6
11 77 ドミニク・エガーター デルビ 16 +15.465 8 5
12 6 ホアン・オリベ デルビ 16 +18.312 12 4
13 35 ラファエレ・デ・ロサ KTM 16 +20.137 17 3
14 1 ガボール・タルマクシ アプリリア 16 +24.651 16 2
15 99 ダニー・ウェブ アプリリア 16 +27.592 4 1
16 16 ジュール・クルーセル ロンシン 16 +35.432 31
17 21 ロビン・ラッサー アプリリア 16 +37.082 22
18 33 セルヒオ・ガデア アプリリア 16 +38.549 23
19 71 小山知良 KTM 16 +38.571 18
20 7 エフレン・バスケス アプリリア 16 +40.991 24
21 55 ヒューゴ・ファン・デン・ベルク アプリリア 16 +1:06.197 30
22 54 PJ Jacobsen アプリリア 16 +1:06.327 25
23 48 バスティン・シェゾー アプリリア 16 +1:07.067 34
24 94 ジョナス・フォルガー アプリリア 16 +1:14.709 29
25 95 ロベルト・ムレサン アプリリア 16 +1:20.413 32
26 5 アレックス・マスボー ロンシン 16 +1:21.880 27
27 74 Davide Stirpe KTM 16 +1:22.026 33
28 36 Cyril Carrillo ホンダ 16 +1:22.159 35
29 90 Kristian Lee Turner アプリリア 16 +2:11.524 36
Ret 8 ロレンツォ・ザネッティ KTM 13 棄権 28
Ret 72 マルコ・ラバイオリ アプリリア 10 アクシデント 26
Ret 22 パブロ・ニエト KTM 9 棄権 20
Ret 60 ミハエル・ランセデール アプリリア 7 アクシデント 19
Ret 73 中上貴晶 アプリリア 6 アクシデント 14
Ret 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア 5 棄権 5
Ret 12 エステベ・ラバト KTM 2 アクシデント 21


前戦
2008年のサンマリノグランプリ
ロードレース世界選手権
2008年シーズン
次戦
2008年の日本グランプリ
前回開催
なし
インディアナポリスグランプリ 次回開催
2009年のインディアナポリスグランプリ

脚注

参考文献


「2008 Indianapolis motorcycle Grand Prix」の例文・使い方・用例・文例

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