2004年5月場所
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自己最高位タイの西前頭筆頭で迎えたこの場所は4日目まで大関戦3連破など連勝を重ねた。しかしその3番すべてで立合い突っ掛けてしまい審判部に呼び出され注意を受けた。好調は続き迎えた35連勝中の横綱朝青龍戦、2度の突っ掛けに横綱が精彩を欠いたか、引いたところを一気に出て押し倒す大金星を挙げ、両国国技館に座布団が舞った。その後四つに組まれた相撲で1敗を喫しさらには2度目の注意(厳重注意)を受けた。当時連勝街道をばく進していた朝青龍を止めた功績は大きかった。 千秋楽勝てば優勝の1番、この場所新入幕の前頭16枚目白鵬戦、相手がなかなか手をつこうとせず焦らされて低く立ったところを注文相撲で敗れ朝青龍との優勝決定戦にもつれ込んだ。諸手突きを止められもろ差しを許して万事休す。なお決定戦では呼出に誤って「千代…北勝力~」と呼び上げられてしまった。 7月場所、関脇に昇進したが、3勝12敗と大きく負け越し、前頭6枚目まで降格、9月場所でも5勝10敗と負け越し、前頭11枚目まで陥落し、2場所で12枚も番付を下げてしまった(次の場所では勝ち越し)。 引退会見でも思い出の一番としてこの場所の朝青龍戦を挙げた。
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