1996年以降: 32回目の優勝とUEFAヨーロッパリーグ
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「SKラピード・ウィーン」の記事における「1996年以降: 32回目の優勝とUEFAヨーロッパリーグ」の解説
1996-97年シーズン以降、後に日本代表監督に就任するイビチャ・オシム率いるSKシュトゥルム・グラーツや当時は「FCチロル」の名称で活動していたFCヴァッカー・インスブルック等に優勝を許すようになるが、それでも1997年から2001年の5年間で4度の準優勝を飾っていた。しかしその後は徐々に順位が落ち、 ドイツ代表選手として歴代最多の150試合出場を記録したローター・マテウスが監督に就任した2001-02年シーズンでは1944年以来となる降格争いに巻き込まれ、最終的には8位というクラブの歴史上最も酷い順位でリーグを終えた。 2004-05年シーズンでの優勝後、再び2007-08年シーズンに国内リーグ最多優勝回数となる32回目のリーグ優勝を果たしたものの、それ以降は主に新たなリーグの強豪FCレッドブル・ザルツブルクに優勝を許すようになる。 UEFAヨーロッパリーグでは2009-10年シーズンと2010-11年シーズンと2年連続でイングランド・プレミアリーグに属するアストン・ヴィラFCを最終予選で破った。グループリーグでは平均観客動員数48200人を記録、これはグループリーグで最も多い観客数であった。 2015-16年シーズンではUEFAチャンピオンズリーグの予選でオランダのアヤックス・アムステルダムを敗退に追い込み最終予選に進出するものの、FCシャフタール・ドネツクに本大会進出を阻まれる。UEFAヨーロッパリーグのグループリーグの初戦ではスペイン・プリメーラ・ディビシオンの ビジャレアルCFを破り、そのままFCヴィクトリア・プルゼニ、FCディナモ・ミンスクを押さえてグループリーグを首位で突破したが、決勝トーナメントでバレンシアCFを相手に敗退した。 2016-17年シーズン、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグでベルギーのKRCヘンクを破り、イタリア・セリエAのUSサッスオーロ・カルチョと2回引き分けるものの最終的にはアスレティック・ビルバオ戦で勝ち点を失い3位で終えた。 2018-19年シーズン、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグでスコットランドのグラスゴー・レンジャーズとロシアのFCスパルタク・モスクワを相手に勝利しビジャレアルCFに次ぐ2位でグループリーグを突破。イタリア・セリエA のインテルを相手に決勝トーナメントで敗退した。 2005年以降徐々にクラブの方針も変わり、実績のある代表級の選手を獲得する以前の方針からイングランド・プレミアリーグやドイツ・ブンデスリーガへのステップアップを目指す優秀な若手選手の獲得に重点を置くクラブになり、実際にこのルートでユミット・コルクマツ、エルヴィン・ホッファー、シュテファン・マイヤーホーファー、ニキツァ・イェラヴィッチ等がステップアップ。 ここ数年ではギド・ブルクシュタラー(シャルケ04)、マルセル・ザビッツァー(RBライプツィヒ)、ロベルト・ベリッチ(ASサンテティエンヌ)、ルイス・シャウブ(1.FCケルン)、フロリアン・カインツ(1.FCケルン)、マクシミリアン・ウーバー(セビージャFC)らが5大リーグへのステップアップを果たしている。
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