1991年ポルトガルグランプリとは? わかりやすく解説

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1991年ポルトガルグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 09:56 UTC 版)

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 1991年ポルトガルグランプリ
レース詳細
日程 1991年シーズン第13戦
決勝開催日 9月22日
開催地 エストリル・サーキット
ポルトガル エストリル
コース長 4.350km
レース距離 71周(308.850km)
決勝日天候 ドライ
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'13.001
ファステストラップ
ドライバー ナイジェル・マンセル[1]
タイム 1'18.179(Lap 36)
決勝順位
優勝
2位
3位

1991年ポルトガルグランプリは、1991年F1世界選手権の第13戦として、1991年9月22日にエストリル・サーキットで開催された。

概要

前戦イタリアGPを欠場し全日本F3000に出場したジョニー・ハーバートが復帰した。それ以外のエントラントに変更は無かった。

このレースを迎えた段階で、チャンピオンの可能性を持つのはナイジェル・マンセルアイルトン・セナの2名に絞られていた。このレースを含めて4レースを残し、両者の得点差は18点だった。

予選

予選では、ウィリアムズリカルド・パトレーゼマクラーレンゲルハルト・ベルガーが、それぞれタイトルを争うチームメイトに先行した。パトレーゼは2日目の予選中にエンジンブローに見舞われ、古いスペックのパワーの少ないエンジンを搭載したスペアカーに乗り換えた[2]。しかし、パトレーゼはこのスペアカーでの一度だけのタイムアタックでポールポジションを獲得した。初日の予選でトップタイムを記録したベルガーは土曜日にタイムを更新することはできなかったが、それでも2番手を確保した。

決勝

スタート直後、マンセルはセナとベルガーを立て続けに追い越し、すぐに2番手に浮上した。セナとベルガーはマンセルとの接触をさけるためにラインの変更を余儀なくされた。この際のマンセルの動きが危険であるとして、セナとベルガーはレース後に怒りを示した。

レースはウィリアムズの2台が後続を引き離し、18周目にマンセルがパトレーゼを抜き先頭に立った。

タイヤ交換のためにピットインしたマンセルだったが、ここで痛恨のアクシデントに見舞われる。マンセルのマシンの右後輪の交換が完了する前にスタートの合図が出されたのに従って発進したが、右後輪はすぐにピットロード上で脱輪してマンセルのマシンは立ち往生、ステアリングを叩いてやり場のない怒りを露わにした。ウィリアムズのメカニックはその場でタイヤを取り付けてマンセルをコースに戻したが、ピット作業が禁止されている走行レーン上だったため、マンセルには失格裁定が下り、黒旗を提示されたマンセルは今回はすぐさま指示通りピットに戻った。

思わぬ形でトップに戻ったパトレーゼはそのままチェッカーを受ける。セナは守りの走りに徹して2位に入った。

セナとマンセルのポイント差は24に広がり、この時点でマンセルの自力チャンピオンの可能性は消滅し、セナは残り3レースで7点獲得すれば無条件にチャンピオンが決まることになった。

結果

予備予選結果

順位 No ドライバー コンストラクタ タイム
1 7 マーティン・ブランドル ブラバムヤマハ 1'17.739
2 8 マーク・ブランデル ブラバムヤマハ 1'17.788
3 17 ガブリエル・タルキーニ AGSフォード 1'18.020
4 9 ミケーレ・アルボレート フットワークフォード 1'18.371
DNPQ 18 ファブリツィオ・バルバッツァ AGSフォード 1'19.292
DNPQ 14 オリビエ・グルイヤール フォンドメタルフォード 1'19.500
DNPQ 10 アレックス・カフィ フットワークフォード 1'19.521
DNPQ 31 ペドロ・チャベス コローニフォード 1'23.858

予選結果

順位 No ドライバー コンストラクタ 1回目 2回目
1 6 リカルド・パトレーゼ ウィリアムズルノー 1'14.041 1'13.001
2 2 ゲルハルト・ベルガー マクラーレンホンダ 1'13.221 1'13.430
3 1 アイルトン・セナ マクラーレンホンダ 1'13.752 1'13.444
4 5 ナイジェル・マンセル ウィリアムズルノー 1'13.944 1'13.667
5 27 アラン・プロスト フェラーリ 1'15.018 1'14.352
6 28 ジャン・アレジ フェラーリ 1'15.572 1'14.852
7 15 マウリシオ・グージェルミン レイトンハウスイルモア 1'17.214 1'15.266
8 23 ピエルルイジ・マルティニ ミナルディフェラーリ 1'15.394 1'16.982
9 16 イヴァン・カペリ レイトンハウスイルモア 1'15.481 1'15.827
10 19 ミハエル・シューマッハ ベネトンフォード 1'16.477 1'15.578
11 20 ネルソン・ピケ ベネトンフォード 1'16.241 1'15.666
12 4 ステファノ・モデナ ティレルホンダ 1'16.018 1'15.707
13 24 ジャンニ・モルビデリ ミナルディフェラーリ 1'16.540 1'15.749
14 33 アンドレア・デ・チェザリス ジョーダンフォード 1'15.972 1'15.936
15 8 マーク・ブランデル ブラバムヤマハ 1'16.567 1'16.038
16 32 ロベルト・モレノ ジョーダンフォード 1'16.956 1'16.080
17 21 エマニュエル・ピロ ダラーラジャッド 1'16.725 1'16.135
18 22 J.J.レート ダラーラジャッド 1'16.724 1'16.532
19 7 マーティン・ブランドル ブラバムヤマハ 1'17.298 1'16.536
20 25 ティエリー・ブーツェン リジェランボルギーニ 1'18.005 1'16.757
21 3 中嶋悟 ティレルホンダ 1'16.926 1'17.035
22 12 ジョニー・ハーバート ロータスジャッド 1'17.713 1'17.015
23 26 エリック・コマス リジェランボルギーニ 1'18.192 1'17.226
24 9 ミケーレ・アルボレート フットワークフォード 1'18.389 1'17.330
25 30 鈴木亜久里 ローラフォード 1'17.434 1'17.537
26 11 ミカ・ハッキネン ロータスジャッド 1'18.947 1'17.714
DNQ 29 エリック・ベルナール ローラフォード 1'18.186 1'17.825
DNQ 17 ガブリエル・タルキーニ AGSフォード 1'18.295 1'18.022
DNQ 34 ニコラ・ラリーニ ランボランボルギーニ 1'21.612 1'18.139
DNQ 35 エリック・ヴァン・デ・ポール ランボランボルギーニ 1'20.411 1'18.266

決勝結果

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 6 リカルド・パトレーゼ ウィリアムズルノー 71 1:35'42.304 1 10
2 1 アイルトン・セナ マクラーレンホンダ 71 +20.941 3 6
3 28 ジャン・アレジ フェラーリ 71 +53.554 6 4
4 23 ピエルルイジ・マルティニ ミナルディフェラーリ 71 +1'03.498 8 3
5 20 ネルソン・ピケ ベネトンフォード 71 +1'10.033 11 2
6 19 ミハエル・シューマッハ ベネトンフォード 71 +1'16.582 10 1
7 15 マウリシオ・グージェルミン レイトンハウスイルモア 71 1周遅れ 7  
8 33 アンドレア・デ・チェザリス ジョーダンフォード 71 1周遅れ 14  
9 24 ジャンニ・モルビデリ ミナルディフェラーリ 71 1周遅れ 13  
10 32 ロベルト・モレノ ジョーダンフォード 71 1周遅れ 16  
11 26 エリック・コマス リジェランボルギーニ 71 1周遅れ 23  
12 7 マーティン・ブランドル ブラバムヤマハ 69 2周遅れ 19  
13 3 中嶋悟 ティレルホンダ 68 3周遅れ 21  
14 11 ミカ・ハッキネン ロータスジャッド 68 3周遅れ 26  
15 9 ミケーレ・アルボレート フットワークフォード 68 3周遅れ 24  
16 25 ティエリー・ブーツェン リジェランボルギーニ 68 3周遅れ 20  
17 16 イヴァン・カペリ レイトンハウスイルモア 64 スピンオフ 9  
Ret 4 ステファノ・モデナ ティレルホンダ 56 エンジン 12  
DSQ 5 ナイジェル・マンセル ウィリアムズルノー 51 失格 4  
Ret 30 鈴木亜久里 ローラフォード 40 トランスミッション 25  
Ret 27 アラン・プロスト フェラーリ 39 エンジン 5  
Ret 2 ゲルハルト・ベルガー マクラーレンホンダ 37 エンジン 2  
Ret 21 エマニュエル・ピロ ダラーラジャッド 18 エンジン 17  
Ret 22 J.J.レート ダラーラジャッド 14 ギアボックス 18  
Ret 8 マーク・ブランデル ブラバムヤマハ 12 サスペンション 15  
Ret 12 ジョニー・ハーバート ロータスジャッド 1 エンジン 22  
DNQ 29 エリック・ベルナール ローラフォード        
DNQ 17 ガブリエル・タルキーニ AGSフォード        
DNQ 34 ニコラ・ラリーニ ランボランボルギーニ        
DNQ 35 エリック・ヴァン・デ・ポール ランボランボルギーニ        
DNPQ 18 ファブリツィオ・バルバッツァ AGSフォード        
DNPQ 14 オリビエ・グルイヤール フォンドメタルフォード        
DNPQ 10 アレックス・カフィ フットワークフォード        
DNPQ 31 ペドロ・チャベス コローニフォード        
  • DNQは予選落ち、DNPQは予備予選落ち
  • 予備予選、予選、決勝順位は、F1グランプリ年鑑[3]および公式サイト[4]より。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ マンセルはレースを失格になったが、ファステストラップの記録は残された。
  2. ^ Henry, Alan (ed.) (1991). AUTOCOURSE 1991-92. Hazleton Publishing. pp. pp. 209-ff.. ISBN 0-905138-87-2 
  3. ^ Henry, Alan (ed.) (1991). AUTOCOURSE 1991-92. Hazleton Publishing. pp. p. 214. ISBN 0-905138-87-2 
  4. ^ 1991 Portuguese Grand Prix”. 2010年5月12日閲覧。
前戦
1991年イタリアグランプリ
FIA F1世界選手権
1991年シーズン
次戦
1991年スペイングランプリ
前回開催
1990年ポルトガルグランプリ
ポルトガルグランプリ 次回開催
1992年ポルトガルグランプリ



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