1906年(明治39年)改正分(流通せず)
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「十銭硬貨」の記事における「1906年(明治39年)改正分(流通せず)」の解説
「日本の銀貨#明治39・40年改正補助銀貨」も参照 品位:銀80%、銅20% 量目:2.696g 直径:17.575mm(実測18.18mm) 図柄:菊花紋章、菊枝と桐枝、「十錢」(表面)、旭日、桜、年号、「大日本」、「10SEN」(裏面) 周囲:ギザあり 発行開始:1906年(明治39年) 流通せず 1906年(明治39年)、貨幣法の改正により五十銭・二十銭・十銭の各銀貨の裏面がデザイン変更され、竜図が廃止され旭日とそれを囲む小さな桜花に変更され、これをもって日本の貨幣の竜図は完全に姿を消した。このとき五十銭・二十銭については、下落傾向にあった銀相場が上昇に転じたことにより鋳潰しの恐れが出たため、量目が約25%減量されたが、十銭については薄小なものとなるため、当初量目削減は行われず明治39年銘として製造され、日銀に引き渡された(発行された)ものの、流通することなく引き揚げられ、1907年(明治40年)3月までに発行分は全て鋳潰され、見本用として残された貨幣が数枚現存しており、それが造幣博物館に展示されているのみである。
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