100周年以降の黄金期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:25 UTC 版)
「宝塚歌劇団」の記事における「100周年以降の黄金期」の解説
2014年に創立の初公演から100周年を迎えた。4月に宝塚大劇場で、OGと現役スターが出演する祭典および記念式典が行われた。100周年記念公演は、月組がレビュー『TAKARAZUKA花詩集100!!』などを3本立てで上演。さらに『ベルサイユのばら』や『エリザベート』など、人気演目の再演が行われた。 一時期落ち込んでいた年間動員数は、100周年のイベントや演目効果から回復する。2014年度の観客動員数で、宝塚大劇場が約118万人、東京宝塚劇場が約98万人を記録し、大劇場は1993年の現劇場開場以来、東京宝塚劇場は2001年の現劇場開場以来、それぞれ過去最高の動員人数を記録した。2015年以降も、雪組・早霧せいなが主演して『ルパン三世』『るろうに剣心』など知名度が高い漫画作品を舞台化して、新たなファンを得た。 2015年4月1日に、小川友次が同劇団の理事長に就任し、宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演のラインナップ発表を8か月前に早めた。従来は協賛公演で制作発表を行っていたが、新作でも制作発表を定例化している。 100周年以降の新規ファンが定着したことに加え、様々な改革が功を奏したことで、2016年も宝塚大劇場・東京宝塚劇場ともに集客率100%超えを達成。3年連続で集客率100%超えを達成し、外部劇場公演と合わせると3年連続で270万人の動員を達成。2017年には先述の早霧せいなが、雪組トップスター在任中の宝塚大劇場公演で、史上初となる5作連続集客率100%を達成。一方で、チケットの入手が困難になり、映画館のライブビューイングにも注力をしはじめ、トップスターの退団公演以外にも、2017年からは外部劇場公演の一部でも行うようになっている。 2018年、宙組設立より20周年を迎える。記念公演として、ミュージカル『WEST SIDE STORY』の上演や、組誕生時のレビュー『シトラスの風』の再演などが行われる。2月に歴代の宙組トップスターと現役の宙組生が出演し、20周年記念イベントが実施された。さらにこの年、観客動員が過去最高の277万人を記録し、稼働率も宝塚大劇場では102.8%、東京宝塚劇場は101.8%といずれも過去最高となった。
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