1等車・グリーン車の導入計画と中止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:18 UTC 版)
「国鉄115系電車」の記事における「1等車・グリーン車の導入計画と中止」の解説
115系においても111系・113系と同様、1等車・グリーン車を導入する計画があったが、計画のみで終わった。 115系の最初の投入対象路線であった東北本線・高崎線では、置き換え対象となる一部の客車普通列車に1等車が組込まれていたため、最初期車の製造時に1等車のサロ115形を製造する計画があったが、見送られた。戸閉機構を全自動式とし、車体・設備等はサロ111形とほぼ同一構造で計画されていた。 その後、1980年(昭和55年)に宇野線の快速を宮原電車区(現・網干総合車両所宮原支所)の111系・113系から岡山電車区の115系へ置換える際、111系・113系のグリーン車を115系へ転用する改造計画が浮上した。111系・113系当時の宇野線快速では定員48名でリクライニングシートを装備するサロ113形が運用されていたが、1980年(昭和55年)に京阪神地区でグリーン車の連結が中止。 その後、東北・高崎線系統へのグリーン車導入はJR化後の2004年から、宇野線快速も1988年の瀬戸大橋線開業以降の快速「マリンライナー」でグリーン車が導入されている。 これより前の1970年から約2年間にわたり、サロ165-14・15が引通しを115系用に改造され、中央東線の急行「かいじ」に使用されていたことがある。115系にグリーン車を組み込んで営業運行した唯一の例であったが、改番はなされず、165系のままであった。
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