1マイル1/4コース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 16:36 UTC 版)
「サンダウン競馬場」の記事における「1マイル1/4コース」の解説
本節では、サンダウン競馬場の平地競走で最大のエクリプスステークス(G1)を行う「1 1/4マイル」のコース(図中の2002m)に沿って、走路の説明を行う。 スタート地点 「1 1/4マイル(1マイル2ハロン=10ハロン)」と言うが、正確には1マイル1ハロン209ヤード(約2002メートル)がこの走路の距離である。この距離ではエクリプスステークスのほか、ゴードンリチャーズステークス(G3)、サンダウンクラシックトライアル(G3)、ブリガディアジェラードステークス(G3)も行われている。スタート地点は向こう正面にあり、日本風の表現では2コーナー奥のポケット線となる。 レイルウェイ・フェンス(バックストレッチ) スタートから第3コーナーまでは、途中に僅かな針路変更があるものの、ほぼ直線である。この直線の長さは全部で約5ハロン(約1005メートル)あり、ほぼ平坦であるため走りやすい。このバックストレッチの中程に、1マイルコース(正確には1マイル14ヤード、約1622メートル)のスタート地点の引込線がある。サンダウンマイル(G2)やアタランタステークス(G3)はこの1マイルコースで行われている。そこから少し行くと7ハロンコース(正確には7ハロン16ヤード、約1422メートル)のスタート地点があり、ソラリオステークス(G3)に使われている。 サンダウン競馬場では、このバックストレッチを「レイルウェイ・フェンス」とか「レイルウェイ・ストレート」と呼ぶ。このバックストレッチの北側にはサウスウェスト鉄道のサウス・ウェスタン本線が走っていて、小高い位置にある観客席からは、向こう正面の直線とフェンスを隔てて線路を走る電車が見える。さらに遠くにはヒースロー空港を発着する飛行機の姿も見ることができ、イギリスでは珍しい都市型の景観を持っているのがサンダウン競馬場の特色となっている。 コーナー 日本風の表現では「3コーナー・4コーナー」に相当する約160度の急カーブ(ターン)がある。カーブの半径は約100メートルほどであり、日本国内でも最小だった益田競馬場と同程度である。コーナーの終端付近がいちばん低い地点になる。 ホームストレッチ コーナーを曲がりきると、ゴールまではおおよそ半マイル(約800メートル)の直線で、ずっと上り坂になっている。この途中には2マイル(正確には2マイル78ヤード、約3290メートル)のスタート地点があり、ヘンリー2世ステークスで使用されている。ゴール付近にはグランドスタンド(観客席)が設けられている。 ダウンヒル ゴールを過ぎてもコースをそのまま周回していくと、上り坂が続き、ゴールを過ぎると90度のカーブがある。カーブを曲がると頂上で、そこから急な下り勾配の1ハロンの直線で丘を一気に駆け下りる。下りきると再び90度のカーブで元の周回へと戻る。
※この「1マイル1/4コース」の解説は、「サンダウン競馬場」の解説の一部です。
「1マイル1/4コース」を含む「サンダウン競馬場」の記事については、「サンダウン競馬場」の概要を参照ください。
- 1マイル1/4コースのページへのリンク