0220信とは? わかりやすく解説

0220信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:10 UTC 版)

ミッドウェー海戦」の記事における「0220信」の解説

戦後残され戦闘詳報には、午前2時20分に「敵情変化なければ第二次攻撃第四編成指揮官加賀飛行隊長をもって本日実施予定」という信号送られたことが記載されている。この戦闘詳報は、第一航空艦隊司令部の乙航空参謀だった吉岡忠一海戦直後作成した戦闘詳報から功績調査用抜粋し書き直したとされるもので、吉岡作成したものは残されていない元海航空隊パイロットで、戦後作家となった豊田穣は、3月2日吉岡航空乙参謀電話をし、0220信について質問した所、「司令部が出す航空に関する信号全て航空参謀文面起案し、参謀長長官許可取って発信するものだが、私(吉岡)は全然知らん源田航空参謀知らんだろう」との証言得た主張し昭和58年著書豊田穣戦記文学集2 ミッドウェー海戦』で発表した。また豊田は同著で、第一航空艦隊司令部航海参謀雀部利三郎中佐赤城飛行士飛行隊後藤仁一、加賀飛行天谷孝久加賀艦攻先任分隊長秀雄からもこの予令を知らないとの証言得た主張した作家森史朗は、昭和51年3月19日吉岡の元を訪ねて取材した所、「220信は源田航空参謀指示吉岡書き草鹿参謀長南雲司令経た通常の手順発信されたもの」、「第一航空艦隊戦闘詳報に「本日敵機部隊出撃ノ算ナシ」の箇所記載されていないのは、南雲司令部にとってみっともない事実であったため隠蔽したから」との証言得た主張し平成24年著書ミッドウェー海戦 第二部 運命の日」で発表した吉岡平成12年没)。

※この「0220信」の解説は、「ミッドウェー海戦」の解説の一部です。
「0220信」を含む「ミッドウェー海戦」の記事については、「ミッドウェー海戦」の概要を参照ください。

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