yabaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > yabaの意味・解説 

ヤーバー

(yaba から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 06:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ヤーバーยาบ้า)はメタンフェタミンカフェインを混ぜて錠剤にしたタイの麻薬。また、インドでは Bhul Bhuliya と呼ばれることもある。

概要

ヤーバーアンフェタミン系覚醒剤の一つであり、アンフェタミン硫酸塩、メタンフェタミン、メタンフェタミン塩酸塩の三種が配合される。現在、タイ国内においてはほとんどのものにメタンフェタミン塩酸塩が含まれる。典型的なヤーバーの主な含有成分はメタンフェタミン30%、カフェイン60%、その他10%という構成[1]

ヤーバーは、配合物などによってさまざまな呼び名があり、ヤーアイスなどもヤーバーの一種である。

形状、大きさ、色彩にはさまざまなものがある。大きさは直径7ミリのものから3ミリのものまである。色彩はオレンジ、水色、紫、ピンク、茶、黄、緑など。刻印は「ฬ」「m」「M」「PG」「R」「WY」、星型、三日月の刻印が打ってあるものがある[2]

品質は様々でほとんどが経口投与用、もしくは吸入用[3]に製造されている。ラオスからのもので注射器で摂取するものもある。この混合違法薬物はタイでは特にポピュラーなもので、隣国のミャンマーから輸入している。近年は移民のアメリカ住民間で使われており、MDMAに代わるクラブドラッグとして使われることもある。

ヤーバーはタイで眠気覚ましに使うトラック運転手のためガソリンスタンドで売られていたが、1970年代にタイ政府によって違法薬物に指定された。多数の長距離バスの事故や、2003年以前からのタクシン元首相による薬物密売排除キャンペーンの後、薬物を使うバスの運転手は以前よりも減った。取り締まりの結果、小売価格は一錠100~150バーツから250~450バーツに上がっているが、いまだポピュラーなパーティードラッグである。

2006年、ヤーバーはバングラデシュの富裕層の間で流行した。2007年に行われた当局による一連の薬物に対する公開強制捜査により現場にいた何人かの有名なビジネスマンが巻き込まれた。ホテル Purbani のオーナーとその恋人がヤーバー密輸の疑いで逮捕されたとき、メディアで大々的に報じられた。

刑罰

タイにおいてヤーバーは仏暦2522年(1979年)麻薬取締法により第1種違法麻薬に指定されており、製造者、運び屋に対しては、死刑、終身刑を含めた重刑が科される。また使用者に対しても6ヶ月から3年の刑が科される。

出典

外部リンク


「Ya ba」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「yaba」の関連用語

yabaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



yabaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヤーバー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS