黒木 唯編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:52 UTC 版)
ここでは唯の幼少期から中学生時代までが描かれている(全11話)。 あらすじ この過去編では、現在の唯が過去の自分のことを回想しながら話が進んでいく。 幼い頃から、自分の本当の名前を知られる度に、周囲から母親の批判や名前のことを言われ、窮屈に感じていた唯は空気のように生活していた。また、この頃宏樹からは避けられていた。 小学5年生の時、一緒のクラスになった千翔子からサッカーに誘われるも、断り続ける唯に千翔子は勝負を仕掛ける。その後潤平、宏樹、伊藤啓心がやってきた。唯に関わるなと言う宏樹に千翔子は、本名の本質を見抜き、母親の事も名前も否定しなかった。それでも文句を言う宏樹と、本名を聞いて笑い続ける啓心を潤平と千翔子が力づくでやめさせ、さらに唯が宏樹に反発したことで渋々和解する。和解後、千翔子は本名の意味合いから唯と呼ぶ提案をだす。 中学生になり、ある理由で千翔子とは疎遠になる。また、みんなからは唯と呼ばれていることを母親に言っておらず不安な気持ちが渦巻いていた。 そんなある日、母の兄嫁に当たる理沙子が唯の元を訪れる。祖母が病気で手術をする前に唯に会いたがっていると言い、待ち合わせ場所を指定した紙の入った封筒を渡す。待ち合わせ場所に行き、理沙子の夫である伯父・恭仁と会い、今まで唯に会わなかった理由を聞く。そして祖母に会い、そこで恭仁から本名が好きかと聞かれ、改名が出来ることを教えられ、母親と本気でぶつかり仲違いしたりしたらここを第2の家族として頼って欲しいと言われる。 その後、母親に20歳になって気持ちが変わらなければ改名をすると伝え、南高校でも潤平の協力で可能な限り通称の使用を認められた。 場所は元に戻り、唯は千翔子が詩乃の本性を知りながらも執着していることに多少の苛立ちを感じつつも、付き合うから詩乃を親友と思うなら本気で救えと願った。
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