魔剣「魂砕き(ソウルクラッシュ)」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 22:44 UTC 版)
「ベルド」の記事における「魔剣「魂砕き(ソウルクラッシュ)」」の解説
魔神戦争以降にベルドが所持する剣は、元々は古代魔法王国時代に作られ、封印した魔神王が復活した時の対抗手段として用意してあった「魔神殺しの剣」とでも呼ぶべき魔剣である(危険な物を封印した場合、封印が解けた時に備えて対抗手段を用意しておくのは、当時の一般的な手法として知られている)。付与者は「知識魔神グォール」。漆黒に輝く両手持ちの大剣で、肉体を持たない魂だけの魔神王を滅ぼす為に、今では失われた付与魔術によって魂に直接ダメージを与える魔力が付加されている。その威力は、心身の頑健さではベルドに勝るとも劣らない最強の戦士の一人「鉄の王」フレーベが、予備知識が無かったとはいえ、浅く切られただけで膝を屈してしまったほどである。 しかしこの剣の存在は魔神と共に忘れ去られ、皮肉なことに復活した魔神王の所持する魔剣「魔神王の剣」としてロードス島の歴史に登場する。魔神王が倒された後はベルドの手に渡り、彼の強さの象徴、のちには邪神戦争に至るまでマーモ帝国第一の実力者の象徴となる。ベルド亡き後は、ごく僅かな期間を除いて黒衣の将軍アシュラムが所持しており、マーモ帝国滅亡時に彼と共にクリスタニアへと渡っていった。 ルール上はフォーセリア世界で最強の+3グレートソードであり、更に生命力と同時に精神力にもダメージを与えることができる。また、副次効果として所有者の肉体の老化速度が半分になり、若々しい肉体を保ち続けることができる。魔神王を倒し剣を入手した474年時点で27~28歳だったベルドは、510年の英雄戦争では実年齢63~64歳、肉体年齢は46歳程度だったことになる。 OVA等の映像作品では赤黒い、又は紫の怪しく危険なオーラを立ち上らせる強烈なビジュアルを持って登場し、後の多くのゲームやアニメに影響を与えている。
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