高強度コンクリート
高強度コンクリート
高強度コンクリート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 00:51 UTC 版)
高強度コンクリート(こうきょうどコンクリート、英語:high-strength concrete)は、コンクリートの一種。普通コンクリートよりも強度が高い[1]。
注釈
- ^ 後述する土木建築(ダムやトンネル、橋など)と比べて建築物(建物)のコンクリート強度の値が大きくないのは、ダムなどと比較して建物は細かく入り組んでいて設計が複雑、施工が細かいので、単純に強度だけを上げることが難しいことに起因する[6]
- ^ 実際のコンクリートは、セメント、水、骨材(一般的には砂利や砂)を主な成分としていて、体積比では骨材の割合が最も高い。そのため骨材そのものもコンクリート強度に影響を及ぼす。さらに、後述のようにこれに混和材料が加わる。
- ^ たとえば工場から生コンの状態で出荷された時点では「高強度」基準をクリアしていたとしても、施工の取り扱いが不適切であれば、完成した建造物は「高強度」ではないかもしれない。
出典
- ^ a b c d e f g 一般財団法人建築コスト管理システム研究所 新技術調査検討会 「高強度コンクリート」の調査報告 (PDF) 2016年6月23日閲覧。
- ^ a b c 国立研究開発法人 建築研究所 「建築研究資料」No169(2016年3月) 高強度領域を含めたコンクリート強度の管理基準に関する検討,はしがき (PDF) 2016年6月23日閲覧。
- ^ a b c コンクリート用化学混和剤協会 高強度・超高強度コンクリートとは 2016年6月23日閲覧。
- ^ 白鳥生コン株式会社 コンクリートの強度 (PDF) 2016年6月23日閲覧。
- ^ 野口 貴文,陣内 浩,兼松 学:日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説JASS 5鉄筋コンクリート工事」の大改定の概要,コンクリート工学 61 (4),297-303,2023-04、CRID 1520577663451990272.
- ^ a b c 一般社団法人 日本建築構造技術者協会(JSCA) 『コンクリート』- 高強度・超高強度コンクリート (PDF) 2016年6月23日閲覧。
- ^ a b c d 国立研究開発法人 建築研究所 「建築研究資料」No169(2016年3月) 高強度領域を含めたコンクリート強度の管理基準に関する検討,p6-8 (PDF) 2016年6月23日閲覧。
- ^ 鹿島建設公式HP KAJIMAダイジェスト 2004年3月号 特集:ビル進化論 2016年6月23日閲覧。
- ^ 鹿島建設公式HP KAJIMAダイジェスト 2002年3月号 RC造による超高層集合住宅 2016年6月23日閲覧。
- ^ 大成建設
- 1 高強度コンクリートとは
- 2 高強度コンクリートの概要
- 3 超高層建築物への鉄筋コンクリート造の拡大
高強度コンクリート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 18:06 UTC 版)
高層建築や大スパン建築の実現のために開発された、普通コンクリートよりも強度の高いコンクリート。高強度コンクリートは設計基準強度は36N/mm2~、超高強度コンクリートでは60N/mm2超のものもある。超高層マンションの増加に寄与している。
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