高山公通とは? わかりやすく解説

高山公通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 03:27 UTC 版)

高山 公通(たかやま きみみち、1867年9月5日慶応3年8月8日[1][2]) - 1940年昭和15年)8月28日[1][2])は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。旧名・永井源之進[1]

経歴

薩摩国大口郷里村(後の牛山郷里村、鹿児島県北伊佐郡大口村、伊佐郡大口村、大口町を経て、合併で大口市伊佐市)生まれ[3]。永井藤兵衛の二男として生れ、高山信助の養嗣子となる[1]1889年(明治22年)7月、陸軍士官学校(旧11期)を卒業[2]歩兵少尉に任官し歩兵第23連隊付となる[1][4]1899年(明治32年)12月、陸軍大学校(13期)を卒業した[1][2][4]1900年(明治33年)5月、第12師団参謀となり、清国差遣(貴州駐在)、大本営参謀を経て、1904年(明治37年)6月、第3軍司令部付となり日露戦争に出征[1][2]歩兵第48連隊大隊長を経て、奉天会戦直後、歩兵第32連隊長に発令された[1][2][4]

1905年(明治38年)6月、後備混成第8旅団参謀長に就任し、関東総督府付、第4師団参謀長を歴任[1][4]1908年(明治41年)12月、歩兵大佐に昇進[1][4]参謀本部付(奉天特務機関長)、歩兵第2連隊長を経て、1914年(大正3年)8月、陸軍少将に進級し歩兵第25旅団長に就任した[1][2][4]

1916年(大正5年)8月、関東都督府参謀長となり、1918年(大正7年)7月、陸軍中将に進み独立守備隊司令官に就任[1][2][4]1919年(大正8年)7月、第18師団長に親補された[1][2][4]1922年(大正11年)8月、待命となり、翌年3月、予備役に編入された[1][2][4]。のち、関東國粹会会長を務めた[1]。墓所は多磨霊園(21-1-31-1)

栄典

位階
勲章等

親族

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『日本陸海軍総合事典』第2版、97頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 『日本陸軍将官辞典』430頁。
  3. ^ 大口市郷土誌編さん委員会 編『大口市郷土誌 下巻』大口市、1978年12月、535頁。
  4. ^ a b c d e f g h i 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』87-88頁。
  5. ^ 『官報』第2576号「叙任及辞令 - 永井源之進」1892年2月4日。
  6. ^ 『官報』第7701号「叙任及辞令」1909年3月2日。
  7. ^ 『官報』第1825号「叙任及辞令」1918年9月2日。
  8. ^ 『官報』第2434号「叙任及辞令」1920年9月11日。
  9. ^ 『官報』第3215号「叙任及辞令」1923年4月21日。
  10. ^ 『官報』第6271号「叙任及辞令」1904年5月28日。
  11. ^ 『官報』第2612号「叙任及辞令」1921年4月19日。
  12. ^ 『官報』第2858号・付録「辞令」1922年2月14日。
  13. ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。

参考文献

  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。



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