骨密度
【概要】 骨は人間という建築物の構造物。コラーゲンという繊維状のタンパク質の網に、カルシウム(Ca)やリンなどの無機質成分が沈着した構造で、鉄筋とセメントの関係に似ている。骨は生きている。つまり骨の周りにいる骨芽細胞が骨を作り、破骨細胞が骨を溶かすという日々のバランスになっている。骨の強さは骨の硬さ、骨の弾性、骨組みの構造で決まるが、ことに骨の固さが折れやすさに関係する。骨の硬さは腰椎の骨塩量の多さで示され、デキサ法による測定が行われている。
【詳しく】 従来から副腎皮質ホルモン、性腺ホルモン、抗痙攣剤、ヘパリンなどの薬物が影響することがわかっている。HIV感染症の領域ではプロテアーゼ阻害剤が骨粗鬆症を誘発するとの報告がある。詳細な病態はあきらかでないが、画像診断とともに血液・生化学検査など骨代謝のマーカーを観察する必要があるのかもしれない。
《参照》 デキサ法

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