飛田喜佐夫とは? わかりやすく解説

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飛田喜佐夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 07:51 UTC 版)

とびた きさお
飛田 喜佐夫
本名 飛田 喜三(とびた きぞう)
別名義 飛田 喜佐雄
飛田 喜佐男
飛田 喜三夫
生年月日 (1926-03-24) 1926年3月24日(99歳)
出生地 日本 東京府東京市浅草区千束町(現在の東京都台東区千束
職業 子役俳優
ジャンル 演劇劇映画現代劇時代劇教育映画サイレント映画トーキー)、テレビ映画
活動期間 1930年 - 1982年
配偶者 あり
著名な家族 飛田喜美雄(実兄)
主な作品
『日月と共に』
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飛田 喜佐夫(とびた きさお、1926年3月24日 - )は、日本の元子役俳優である[1][2]。本名は飛田 喜三(とびた きぞう)[1][2]。別名は飛田 喜佐雄など[1][2]

来歴・人物

1926年(大正15年)3月24日東京市浅草区千束町現在の東京都台東区千束)に生まれる[1][2]。父・喜平は会社員で、実弟は大映東京撮影所録音技師として活躍した飛田喜美雄である[1][2]。ただし、喜佐夫の別名と誤記している資料もある。

1930年(昭和5年)、父の知人の紹介で電通映画社教育映画部に子役として入社し、1932年(昭和7年)、本名の飛田喜三名義で『昼寝も出来ない』で映画デビュー[1][2]1934年日活多摩川撮影所に入社し、1942年(昭和17年)に大映東京撮影所に改称後も引き続き脇役として活躍[1][2]。この間、千束尋常小学校(現在の台東区立千束小学校)を経て、東京主計商業学校を卒業している[1][2]

戦後の1947年(昭和22年)、芸名を飛田喜佐夫に改名[1]。以後も引き続き大映の専属俳優として多数の作品に出演[1][2]1971年(昭和46年)、大映倒産に伴ってフリーとなった後も活躍を続け、1982年(昭和57年)頃まで活躍した[1][2]。また、舞台も戦前から多数出演していた[1]。しかし、以後の消息は不明てある。

出演作品

電通映画社

  • 『昼寝も出来ない』:監督小沢得寿、1932年7月14日公開[3] ※デビュー作

日活多摩川撮影所

全て製作は「日活多摩川撮影所」、配給は「日活」、特筆以外は全てトーキーである。

  • 『乃木将軍』:監督池田富保、1935年1月31日公開 - 少年金太郎
  • 『少年靴屋』:監督伊賀山正徳、1935年月日不明公開 - 三輪忠平 ※サイレント映画
  • 人生劇場』:監督内田吐夢、1936年2月13日公開 - 瓢吉の少年時代
  • 『うちの女房にや髭がある』:監督千葉泰樹、1936年12月11日公開
  • 『日月と共に』:監督水ヶ江龍一、1937年4月23日公開
  • 『悦ちゃん乗り出す』:監督倉田文人、1937年6月17日公開 - グン坊
  • 限りなき前進』:監督内田吐夢、1937年11月3日公開
  • 『令嬢殺し犯人』:監督吉村廉、1938年2月10日公開 - 長男輝夫
  • 『悦ちゃん部隊』:監督伊賀山正徳、1938年5月16日公開
  • 路傍の石』:監督田坂具隆、1938年9月21日公開 - 少年山田咲二
  • 『愛国巡礼歌』:監督山本弘之、1938年11月24日公開
  • 』:監督内田吐夢、1939年4月13日公開 - たみさんの伜
  • 『愛の一家』:監督春原政久、1941年6月28日公開 - 息富夫
  • 『海の母』:監督伊賀山正徳、1942年2月7日公開 - 草野友治

大映東京撮影所

特筆以外、全て製作は「大映東京撮影所」、配給は「大映」、全てトーキーである。

テレビドラマ

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『日本映画俳優全集 男優篇』キネマ旬報社、1979年、394-395頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j 『芸能人物事典 明治大正昭和』 日外アソシエーツ、1998年。
  3. ^ 昼寝も出来ない - KINENOTE

外部リンク




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