須川邦彦とは? わかりやすく解説

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須川邦彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/22 09:08 UTC 版)

須川 邦彦(すがわ くにひこ、1880年明治13年)4月18日[1] - 1949年昭和24年)6月2日[2])は、日本の船舶関係者、著作家。

経歴

東京に生まれる。1905年(明治38年)、東京商船学校航海科を卒業後、大阪商船に入社する。

日露戦争では水雷敷設隊として、第一次世界大戦では船長として参戦した[3]

1918年(大正7年)、商船学校教授を拝命、翌年からは東京帝国大学講師を兼任、1921年(大正10年)には欧米に留学した[4]

1936年(昭和11年)、東京高等商船学校校長となり、翌年退職、他に海洋文化協会常務理事、高等海員審判所審判官なども務めた[5]。趣味は象の研究。1949年(昭和24年)死去。

無人島に生きる十六人

無人島に生きる十六人』は、月刊少年雑誌「少年倶楽部」に1941年(昭和16年)10月から翌年10月まで海洋事実物語として連載された作品で、最初の単行本は1943年(昭和18年)に「少国民の日本文庫」の一冊として発行され、その年の野間文芸奨励賞を受賞した[6]

著書

脚注

  1. ^ 『大衆人事録 第14版 東京篇』帝国秘密探偵社、1942年、p.512。
  2. ^ 「須川邦彦氏(元東京高等商船学校長)」『朝日新聞』1949年6月11日、2面。
  3. ^ 須川邦彦 | 著者プロフィール | 新潮社
  4. ^ 『海に生きるもの』(天然社、昭和17年発行)巻頭の著者略歴より
  5. ^ 『象の話』(桑文社、昭和17年発行)巻末の著者紹介より
  6. ^ 野間文芸奨励賞受賞作一覧1-5回”. 文学賞の世界 (2014年11月1日). 2021年8月22日閲覧。

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