音の学術的分野での分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/16 05:01 UTC 版)
下記は一つの例であり、個々の分類方法などについても統一されていない。 音量 音の音圧。明らかな大音量よりも、静かな方がリラックスであるが、完全に無音状態の場合は、人間は過度なストレス(発狂するかは実験結果がない)を感じるためある程度の環境音が必要である。 周波数分布 人が耳で聞き取る音のほかに、体で感じる低周波振動なども含まれる場合がある。高い音や極端に低い低周波、人の声と同じ周波数などは、絶対的な音量が低くても非常な不快音となる。特に非常に静かな場所で人の声に近い周波数分布の音を聞いた場合は、人間のささやき声に錯覚する傾向がある。 持続時間 一般的には短いほうがよいが、ピークが一瞬部現れ収束するよりも、ある程度の時間鳴っていたほうが、人が認知できるため不安とならない傾向がある。 残響時間 最初の音が発生してから、その音が壁や床などに反射することで繰り返される反射音がどの程度の時間持続するかである。完全に残響がない場合よりも、適度な残響性があるほうがよくまたこの残響の度合いは、音楽の鑑賞、会話、走行音などの個別のケースによっても異なる。普段人間は自分の声を、直接声帯から内耳にいたる振動で認識しているが、同時に一瞬の遅延時間を置いて、口から出た音が壁などの周りの環境に反射した音を耳からも聞いている。つまり、発生時の自己発生音+遅延した残響音である。このため、まったく残響音がない状態で自分の声を聞くと、違和感を覚える傾向がある。
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