非所属選手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:26 UTC 版)
陸上や武道などの個人競技ではチームに所属せず個人で活動することも可能であり、大半の公式大会でも個人選手の参加を排除していない。しかし日本では本格的に競技に臨むアマチュア選手は実業団所属が常識化し、別の職業に就いている兼業選手や独立した専業選手は特異な存在と見なされた。 陸上競技においては高校教師の采谷義秋や県庁職員の川内優輝は「市民ランナー」、男子マラソン界のトップ選手で実業団から独立して活動する藤原新は「無職ランナー」と評された(本人は『プロランナー』の肩書きを使用)。 フェンシングでは実業団が主流であるが、有力選手や監督がクラブチームを立ち上げることもある。北京オリンピックで銀メダルを獲得したフェンシング選手の太田雄貴は、大学卒業後も就職せずに自分だけが所属するクラブチームを立ち上げて練習に専念していたため、マスコミからは「ニート剣士」と呼ばれた(後に実業団へ移籍)。 剣道では多くの大会が道場や実業団単位を想定し、5人制の団体戦形式としているが、無所属の個人でも参加可能な「オープン大会」もある。修練を目的とした練成会もオープンしていることがある。 日本以外ではチームに所属せず賞金付きの大会を転戦する個人の専業選手もおり、個人スポンサーが付く選手も存在する。このような海外のマラソン選手が賞金を目当てに日本の大会に参加することもある。
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