電飾法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:01 UTC 版)
「SENDAI光のページェント」の記事における「電飾法」の解説
他の都市で行われているケヤキへの電飾法は、資金的な理由、あるいは、暖かい地方では12月でも落葉が終わらないことなどから、木の幹から大枝沿いに豆電球またはLED付き電飾コードをくくり付ける方法である。そのため、夜陰に「冬枯れ木」の形が浮かび上がるように見える。 他方、仙台の場合は12月にはケヤキの落葉がほぼ終わっているため、幹や枝沿いの他に、枝と枝の間の空中にも電飾コードを渡すことが出来る。そのため「夏季に葉が生い茂っている状態のケヤキの形」のように見える。また、概ね落葉しているために、上から眺めても電飾が見える(暖かい地方では、この時期に落葉し切っていないため、上から見ても葉が邪魔して電飾はほぼ見えない)。上からの観賞が可能なことによってSENDAI光のページェントは、仙台七夕と関連付けもあって「地上に舞い降りた天の川」との形容がなされ、また、沿道のビルの上階に位置するレストランなどが上からの眺めを売りにした観光ディナーブランを設定したり、セスナ機やヘリコプターによるナイトフライトが観光商品として成立したりしている。 この電飾法は、樹木1本あたりの電球数を増加させるため、迫力は出るもののコストが高い。樹木の大きさが異なるが、同様にケヤキ並木に電飾している仙台(2006年)と新潟のNIIGATA光のページェントとを比べると、電飾設置ケヤキ本数が仙台約220本、新潟210本で同程度なのに対し、電球総数は、仙台約70万球、新潟約26万球と、SENDAI光のページェントが3倍近く多くなっている。
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