ケヤキ並木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 15:51 UTC 版)
勾当台公園から仙台市民会館にかけての区間には、ケヤキの街路樹が通りの両脇の歩道にそれぞれ1列ずつ、中央分離帯の定禅寺通緑地に2列、計4列に並んでおり、枝葉が通りの上部の全てを覆っている。道路標識や信号機が葉に隠れないようケヤキは下枝が刈られており、葉の生い茂る高さは周辺ビルの3階から5階辺りとなっている。このため、冬季以外、定禅寺通のケヤキ並木は天井の高い緑のアーケードのような状態となり、少々の雨では歩いていても濡れることはない。また、冬季の光のページェントの際には光のトンネルのような状態となる。春の新緑、夏の濃い樹影、秋の紅葉から落葉へと都会の中での四季の移り変わりを見ることができ、その景観の美しさから、日本の道100選に選ばれているほか、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年)のひとつに選定されている。 この区間の中央分離帯(定禅寺通緑地)には、2列のケヤキ並木の間に遊歩道が整備されている。遊歩道の舗装については、東一番丁通から国分町通までの区間はウッドデッキ様、それより西の区間は土である。この遊歩道沿いにはベンチが設置されている他、定禅寺ストリートジャズフェスティバルの際に使われる小さな舞台が複数設置されている。この遊歩道には、他に3体の彫刻(ヴェナンツォ・クロチェッティ作「水浴の女」、ジャコモ・マンズー作「オデュッセウス」、エミリオ・グレコ作「夏の思い出」)が設置され、西端には噴水が設置されている。両脇の歩道には特別なものは設置されていないが、ケヤキを囲む柵がパイプベンチとなっている。
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