零八憲章
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零八憲章(れいはちけんしょう、拼音: 、08憲章)は、2008年12月9日に中華人民共和国の作家劉暁波ら303名が連名でインターネット上で発表した、中国の政治・社会体制について、中国共産党の一党独裁の終結、三権分立、民主化推進、人権状況の改善などを求めた宣言文である。
- ^ 「08憲章」中国当局、ネット規制強化 産経ニュース 2008.12.23
- ^ a b 読売新聞2008年12月12日13S版
- ^ 野口東秀 (2008年12月10日). “一党独裁体制終了求め署名 中国、弁護士ら300人以上が民主化要求”. 産経新聞 2009年12月25日閲覧。
- ^ “中国の改革訴えた人権活動家に懲役11年、「08憲章」起草の劉暁波氏”. AFPBB News. (2009年12月25日)
零八憲章
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2008年12月10日には著名人など約300人が署名した『零八憲章』という民主化を求める声明が「世界人権宣言」発表60周年を画期として発表され、中国のみならず、全世界に波紋を広げた一方、劉暁波ら起草した者は中国当局に身柄を拘束された。以後は外国要人訪中や人民代表大会会期中は自由を失い、電話・インターネットによる交信が遮断された。劉は2010年2月に「国家政権転覆扇動罪」による懲役11年および政治的権利剥奪2年の判決が下され、4度目の投獄となり遼寧省錦州市の錦州監獄で服役していたが2017年に死去した。 2010年2月に中国政府の政策に強い影響力を持つ北京大学国家発展研究院副主任の姚洋教授が米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」最新号に「中国の経済成長維持には民主化を進める以外の道はない」とする論文を発表した。体制内の学者から民主化を呼びかけるケースは前代未聞である。指導部は衝撃を受けているとみられ、今後中国の政治改革の起爆剤となり得るという見方も出ている。
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