雨僧正とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 雨僧正の意味・解説 

仁海

(雨僧正 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 08:06 UTC 版)

仁海(にんがい、天暦5年(951年) - 永承元年5月16日1046年6月22日))は、平安時代中期の真言宗。父は宮道惟平。和泉国の出身。小野僧正・雨僧正・雨海僧正とも称される。真言宗小野流の祖。

略歴

高野山雅真(がしん)に師事して得度し、その後石山寺元杲(がんごう)に灌頂を受けた。弘法大師(空海)より8代目の弟子にあたる[1]991年正暦2年)山科小野に牛皮山曼荼羅寺(後の随心院)を建立し[1]小野流を開いた。1018年寛仁2年)祈雨法を修して霊験を現したことにより権律師に任じられた。宮中の帰依を受け、神泉苑(京都御池大宮西)に請雨の法(祈雨法)を修すること9回、その度に霊験があり雨が降ったので、雨僧正とも呼ばれた[1]。その名声は中国まで伝わった。この間、東大寺別当東寺長者法務を歴任し僧正に至った。晩年には輦車の宣旨を賜っている。

真言宗各派で読誦する「胎蔵界礼懺」の撰者である。

脚注

出典

  1. ^ a b c 随心院の歴史”. 随心院. 2020年1月7日閲覧。[リンク切れ]



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「雨僧正」の関連用語

雨僧正のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



雨僧正のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仁海 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS