陸軍経理学校の設立とは? わかりやすく解説

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陸軍経理学校の設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 01:46 UTC 版)

陸軍経理学校」の記事における「陸軍経理学校の設立」の解説

1890年明治23年11月陸軍経理学校条例勅令265号)の施行により陸軍経理学校設立された。学校条例第1条陸軍経理学校は「陸軍監督および陸軍軍吏を養成する所」と定められた。学校編制陸軍省会計局長隷する校長の下に幹事置かれ、さらに教官その他学生からなる学校条例第4条校長階級一等監督幹事監督補、教官二等または三等監督監督補、一等または二等軍吏、および文官教授定められた。初代校長欧州視察終えた陸軍軍吏学舎初代舎長、川口武定一等監督である。 学校条例による陸軍経理学校の被教育者次のとおり(1890年11月時点)。 監督学生 陸軍監督必要な学術教授される。 各兵科中尉志願者一等または二等軍吏のうち優秀者は特に選抜し監督学生となることも可。修学期間は2年。 軍吏学生 陸軍軍吏に必要な学術教授される。 一等書記の中より選抜ならびに各兵科曹長志願者修学期間は10か月陸軍監督中央各地方における陸軍経理統轄監視官であり、陸軍軍吏は局地会計経理実施官として職域分別されていた。監督学生校外居住し通学する。軍吏学生のうち通常営内居住曹長学生として修学間中営外居住する監督学生は毎学年末、軍吏学生学期末大試験を行う。第2学年の末に及第した監督学生には監督適任証書が、学期末及第した軍吏学生には軍吏適任証書付与されるまた、陸軍経理学校より早く同年3月には陸軍省会計局に隷属する教育施設として下士養成する陸軍被服工長学舎設立されている。これは現役予備役後備役の籍にある兵卒のうち志願して検査合格した者を学生とし、軍服軍靴などを製造補修する各兵科の特業下士、すなわち陸軍縫工長または陸軍靴工長となるよう約1年修業期間養成する施設である。学舎東京市本所区横網町に置かれた。 1891年明治24年8月陸軍省官制改正勅令90号)の施行により陸軍省会計局は陸軍省経理局に名称が変更された。これに合わせ1893年明治26年12月陸軍経理学校条例改正勅令246号)により同校陸軍省経理局管理下と定められ学校幹事置かず副官変更された。

※この「陸軍経理学校の設立」の解説は、「陸軍経理学校」の解説の一部です。
「陸軍経理学校の設立」を含む「陸軍経理学校」の記事については、「陸軍経理学校」の概要を参照ください。

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