陸上に残る主な痕跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:01 UTC 版)
陸上に残る痕跡は、東北地方の新第三紀・泥岩層の地域、福島県の太平洋岸に分布する鮮新統大年寺層や紀伊半島の秩父帯の地域、九州南部の四万十帯地域、高知県の古第三系室戸層など日本各地に存在する。 広島県三次市東酒屋町。この露頭は、農業用道路工事によって昭和58年に発見されて以降、海底地すべりを示す地層として知られており、備北層群上部層に属する泥質岩優勢な部分から多様な地滑り構造(スランプ褶曲、スランプボール、小断層など)が観察できること、またその規模が極めて大きいことなどから学術的な価値が見出され、昭和60年に広島県の天然記念物に指定され現在に至るまで保護されている。 千葉県南房総市白浜町、安房グリーンラインの安房白浜トンネルの北側出口近。この露頭は、道路建設に伴う掘削の際に発見され保存されている。 神奈川県逗子市池子アメリカ軍共用地内、久木トンネル内。
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