陸上における旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:13 UTC 版)
陸上において用いられる旗には、市民旗(FIAV記号)、政府旗 ()、軍用旗 () の3つの区別がある。政府旗は政府機関によって公的機関にのみ掲げられる旗であり、市民旗は政府に関係のない一般の市民も使用できる旗である。軍用旗は陸軍、空軍などの軍事機関によって使用される旗である。 実際には、少なからぬ国(例えばアメリカ合衆国やイギリス)は、この3つを区別せず同じ意匠の旗を使用している。国旗(英語: national flag)はこの3つを区別せず呼ぶときに使われる ()。しかし、特にラテンアメリカ諸国などの多くの国では、市民旗と政府旗が厳密に分けられていることもある。多くの場合では、市民旗のデザインは、政府旗から紋章を取り除くなどして単純化したものである(ドイツやベネズエラ・スペインなど)。たとえば、スペインの国旗において政府旗および軍用旗には、国章が描かれている。 しかし、政府旗と軍旗を区別している国は少ない。中国、台湾そして日本は、この数少ない例外である。北欧の国家においては、国旗の短辺に三角の切れ込みが入った旗(スワローテイルと呼ばれる)が、戦時の旗や海軍旗として使われている。
※この「陸上における旗」の解説は、「国旗」の解説の一部です。
「陸上における旗」を含む「国旗」の記事については、「国旗」の概要を参照ください。
- 陸上における旗のページへのリンク