阿頼度山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/26 02:52 UTC 版)
阿頼度山(親子場山) | |
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阿頼度山(親子場山)
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標高 | 2,339 m |
所在地 | 千島列島 |
位置 | 北緯50度51分30秒 東経155度33分0秒 / 北緯50.85833度 東経155.55000度 |
種類 | 成層火山 |
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阿頼度山(あらいどさん、英語表記:Alaid、ロシア語:Алаид)は、千島列島の阿頼度島にあり、同列島の中で最も高く、最北端にある火山である。秀麗な形から、阿頼度富士とも呼ばれる。別名:親子場山。
この左右対称の成層火山は、2,339メートルの高さを持ち、山頂は直径1.5キロメートルのカルデラを形成している。オホーツク海の海底からは、3,000メートルを超える。いくらかの火砕流は、火山の北西と南東に流れ、1933年から1934年までに島々を形成した。山頂での強い噴火は、18世紀から始まった。千島列島で最大級の爆発的な噴火は、1790年と1981年(550立方メートルの火山灰を放出した)にあった。歴史上の記録的な噴火は、1854年6月27日、1860年7月7日から9日まで、1894年、1933年11月から1934年8月まで、1982年3月29日、1986年5月及び1996年12月3日にあった。さらに、1972年6月18日から9月11日までの大噴火で、4,500万立方メートルの溶岩と、100立方メートルの火山灰を放出した。
かつては、北海道最高峰であった。
外部リンク
- Alaid(英語)
阿頼度山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 23:55 UTC 版)
詳細は「阿頼度山」を参照 阿頼度山は、千島列島の山で最も高く、かつ最北端に位置する。また、その秀麗な山容から一名を阿頼度富士ともいう。阿頼度山は3つの山から成り、北から順に東岳(海抜:阿頼度山に同じ)、中岳(海抜不明)、西岳(海抜 2,289 m)となっている。 阿頼度山は1770年に噴火が記録されて以降、直近の1996年までに数年から数十年という間隔で何度も噴火を繰り返しており、特に1790年と1981年のものは全千島列島でも最大級の噴火であったといわれる。 日本が領有していた当時は北海道の最高峰であり(現在は大雪山連峰の旭岳)、山頂は夏至の頃日本で最も日の出が早い地点(上辺日の出が1年で最も早いのは夏至の4日前で2時9分)であった。ロシア連邦にとってはサハリン州の最高峰でもある。
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