開発トピックス
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「ファンタシースター」の記事における「開発トピックス」の解説
タイトルの由来は、中裕司が当時ファンだった酒井法子の歌の「渚のファンタシィ」とファンタジーの掛詞である。 かつて新聞記者が『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』を取材するため、ゲーム雑誌の編集部を訪れた際に、隣で動いていた本作の滑らかに動く3Dダンジョンを見て、「さすがはドラゴンクエストIIだ」と勘違いされたという逸話がある。また、開発初期に作った3Dダンジョンは実際の製品版よりも4倍ほど移動が速かったため、開発スタッフはダンジョンを駆け抜けていくゲーム画面を見て、3D酔いで吐きそうになったという。 1994年に発売されたメガドライブ復刻版は、実は中に入っているのはマークIII用のROMで、それをメガドライブのマークIII互換モードで動かしているだけである。BGMがFM音源で鳴らないのも、メガドライブのマークIII互換モードがFM音源に対応していないからである。 後年発売されたセガ非公認のテレビゲームハードエミュレーター機「レトロフリーク」で動作させるとマークIIIソフトとして認識される。 開発中バージョンではバックアップメモリによるセーブの他に、パスワードによるセーブも用意されていた。しかし容量が圧迫したため最終的にカットされた。仮にパスワードセーブが残ったとしても、パスワードは数十文字になった筈である。また、開発中は仮のBGMとしてアウトランの曲が使用されていた(ダンジョン内で「マジカルサウンドシャワー」、街の中で「ラストウェーブ」など)。 初期プロットでは、アルゴル太陽系の惑星は4つあった(母星「アルデバラン」、砂の星「デゾリス」、闇と氷の星「デゾリス」、霧の星「レクシオン」)。これも容量の関係で3つに減らされた。 Nintendo Switch版では「SEGA AGES」シリーズ全体を統括する「リードプロデューサー兼ディレクター」として、本作を担当した小玉理恵子が就任している。本作の移植に直接関わっているわけではないが、色々アドバイスをしている。なお本人的にはメディアインタビューで新人時代の作品を復刻させることについては複雑な想いがあると明かしている。
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