開発の歴史と形状とは? わかりやすく解説

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開発の歴史と形状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:29 UTC 版)

蚊取線香」の記事における「開発の歴史と形状」の解説

和歌山県の上英一郎(大日本除虫菊株式会社創業者)は、1886年福澤諭吉より紹介されたH.E.アモアより除虫菊種子譲り受ける上山は、平安時代から日本に残る伝統的な風習蚊遣り火」のように粉末状にした除虫菊おがくず混ぜて燃やす方法考えたが、夏に季節はずれ火鉢が必要であったために普及には至らなかった。 そこで上山は、今度線香除虫菊練り込むことを考案1890年世界初棒状蚊取り線香金鳥香」が誕生した棒状のものが製造されていたが粉末のものは扱いにくく、棒状のものは立てて使うために線香倒れ火災発生することも少なくなかった最大の欠点は、線香形状から長時間燃焼難しかったことで、約20cmの長さで約40分が限界だった。棒状線香単純に伸ばしただけでは燃焼中に倒れやすくなるので、延長にも限度があった。 現在、日本普及している渦巻き形の蚊取り線香デザインは、1895年からのものであり、上山の妻・ゆきの発案とされる(倉の中でとぐろを巻く見て驚き、夫の元に駆けつけ告げたのが発想元になったという)。このデザインにすると、燃焼時間長くなり、かつ嵩張らない例えば、大日本除虫菊製品では渦巻き解きほぐすと、全長は75cmに達し一度点火7時間使用できる。この7時間とは、睡眠時間合わせたのであるまた、寝かせた状態で使うので、従来形状よりも安全に取り扱えようになった。 なお、考案されてから長きにわたり、人の手によって渦巻き状に成形してから、乾燥させて固め生産方式を採っていたが、1955年ころから自動化により、現在の渦巻き型の型抜き機械による成形移行した。 他に短時間用・長時間用・線香が太い物などの種類があり、外国産のものには、四角形六角形のものもある。

※この「開発の歴史と形状」の解説は、「蚊取線香」の解説の一部です。
「開発の歴史と形状」を含む「蚊取線香」の記事については、「蚊取線香」の概要を参照ください。

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