銅造観音菩薩立像 2躯(旧金堂薬師如来像脇侍)
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重要文化財。像高54.1センチ(伝・日光菩薩)及び54.5センチ(伝・月光菩薩)。もと金堂「東の間」薬師如来像の両脇侍として安置され、「日光菩薩・月光菩薩」と呼ばれていた像だが、薬師像とは作風が異なり、本来の一具ではない。また、両像とも頭上の正面に阿弥陀如来の化仏(観音の標識)があることから、本来の像名は観音菩薩である(観音菩薩は、如来の脇侍として安置される場合は薬師如来ではなく阿弥陀如来に随侍する)。両像とも三面頭飾を付け、瓔珞をにぎやかに身にまとう。伝・日光菩薩と伝・月光菩薩とは、右手を下げ左手を上げるポーズも含め、一見するとまったく2体同形に見えるが、台座蓮弁の形状をはじめ、各所に相違点がある。頭上の阿弥陀化仏は、伝・日光では坐像に、伝・月光では立像に表す。伝・月光は、瞼を二重に表す。瓔珞などにタガネで連珠文や複連点文を表すのは両像共通だが、裳の折返しなどに表される、九曜文を半截にしたような文様と、腹部に表された蛇行曲線は伝・月光のみに見られる。なお、金堂西の間の阿弥陀三尊の脇侍像は、本像を模して鎌倉時代に作られたものである。
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