銀座センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 17:30 UTC 版)
「刈谷銀座アーケード街」の記事における「銀座センター」の解説
万燈祭りを開催する松秀寺(秋葉神社)から道路を挟んで東隣は、1954年(昭和29年)に東陽町1丁目1番地に移転するまでは刈谷町役場/刈谷市役所が置かれていた。その後、刈谷市を事業主体として銀座センターが建設された。1958年(昭和33年)10月末には鉄筋コンクリート造4階建て(一部5階建て)の建設工事を開始し、1960年6月25日に1階の商店部分が開業した。銀座センターは「刈谷初の高層ビル」とされる。 総工費は3310万円。地上から屋上までの高さは14メートルであり、刈谷市役所庁舎より20センチ高く、刈谷市最高層の建築物だった。銀座センターの1階は専門店街であり、開業時には16店舗が入った。喫茶・軽食店、化粧品・衣料品店、靴店、時計店、菓子店、野菜・缶物・瓶詰店、生花店、鶏肉店、肉・揚物店、鮮魚店、青果物店、美容院、床屋が入っている。2階以上はアパートであり、32戸が入った。一般募集は24戸だったが、6.5倍の149件の応募があったという。 土日は人でごった返すほどのにぎわいだったが、昭和40年代半ばから大型店の出現やモータリゼーションの進行で客数を減らした。1975年(昭和50年)には13店舗となり、1990年(平成2年)には5店舗となっている。銀座センターは2009年以後2010年以前に取り壊されている。跡地は駐車場として使用されていたが、2017年(平成29年)以降にはエクセルグランデ刈谷銀座タワーの建設が行われており、2020年(令和2年)2月に竣工した。
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