鉄道駅への輸送を重視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:49 UTC 版)
「国際興業バス鳩ヶ谷営業所」の記事における「鉄道駅への輸送を重視」の解説
鳩ヶ谷営業所の所管路線は、前述の鳩ヶ谷 - 赤羽駅線、鳩ヶ谷 - 川口駅線などのように、営業所を持つ鳩ヶ谷と京浜東北線の各駅を連絡する路線を中心に引き続き運行されてきたが、一時期は赤羽駅 - 岩槻駅線、川口駅 - 安行循環線のように、鳩ヶ谷を縦横に貫通した運行も行われていた。1950年代に入ると、新路線として蓮田駅 - 風渡野 - 鳩ヶ谷 - 西新井橋 - 千住中組線の長距離路線が運行を開始した。結局、都心への直通バスは道路渋滞などの問題によって実現しなかったものの、川口駅 - 東京駅線(都営バスと共同運行)などの新たな都心へのアクセス路線が誕生した。 一方、鳩ヶ谷周辺では相次いで住宅・団地の建設が進められ、団地と鉄道駅を結ぶ路線が開業した。1958年には東鳩ヶ谷団地(現:鳩ヶ谷公団住宅)への入居が開始されたため、同年12月より赤羽駅 - 鳩ヶ谷住宅線(現:赤21)の運行が開始された。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}なお、東鳩ヶ谷団地の停留所名は「鳩ヶ谷公団住宅」であるが、停留所の設置からしばらくの間は「鳩ヶ谷住宅公団」と称された[要出典]。 しかし、自動車の普及などで道路渋滞が激しくなったことから、長距離路線を中心に定時運行が困難な状態が発生していく。このため、路線の整理・短縮・縮小などが相次いで実施され、前述の蓮田駅 - 千住中組線は全長30kmにも及ぶ長距離路線であることから複数の系統に分断、東京側の発着点も京成関屋駅へ変更されるなど、大幅に再編された。道路渋滞は都心部だけでなく鳩ヶ谷地区においても発生しており、赤羽駅 - 鳩ヶ谷線の本数を大幅に削減し、削減した分を新設した鳩ヶ谷 - 西川口駅線(現:西川01)へ回すなど、早急な対応が求められた。また、1973年には西武バスとの路線調整によって鳩ヶ谷市内の西武バス路線を譲受し、同年10月1日の武蔵野線開業によって設置された東川口駅を発着する路線の再編成も合わせて実施、鳩ヶ谷 - 京成関屋線や鳩ヶ谷 - 浦和駅線の廃止も行われた。
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