金林寺薬師堂とは? わかりやすく解説

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金林寺薬師堂

名称: 金林寺薬師堂
ふりがな きんりんじやくしどう
名称(棟):
名称(ふりがな):
番号 2413
種別1: 近世以前寺院
国宝重文区分 重要文化財
指定年月日 2002.05.23(平成14.05.23)
員数(数): 1
員数(単位):
代表都道府県 高知県
都道府県 高知県安芸郡馬路村馬路
所有者名:
指定基準 (三)歴史的価値の高いもの (五)流派的又は地方的特色において顕著なもの
管理団体名:
管理団体住所
管理団体指定年月日
構造形式 桁行三間梁間四間一重寄棟造銅板
時代区分 室町後期
年代 15世紀末期
解説文: 金林寺は,高知県東部山間部にあり,高野山真言宗属する。創立平安時代後期遡る考えられ地域信仰拠点であった
 桁行3間,梁間4間で,内部外陣内陣からなる屋根寄棟造銅板葺で,建築細部室町時代中・後期様式をよく示している。
 内部にある厨子は,露盤天板裏面墨書から永正15年(1518)のものと判明する
 金林寺薬師堂は垂木用いず板軒とする珍しい手法で,優美な外観をもち,簡素ながら良材用いた上質なつくりに特徴がある。
 四国中・南部において16世紀初頭以前遡る数少ない例として貴重であり,この地域建築文化成熟を示す遺構として,価値が高い。
重要文化財のほかの用語一覧
近世以前(寺院):  金地院本堂  金山寺本堂  金戒光明寺三重塔  金林寺薬師堂  金胎寺多宝塔  金色堂覆堂  金鑽神社多宝塔

金林寺

(金林寺薬師堂 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 20:20 UTC 版)

金林寺
所在地 高知県安芸郡馬路村大字馬路4281番地
位置 北緯33度33分2.8秒 東経134度2分48.4秒 / 北緯33.550778度 東経134.046778度 / 33.550778; 134.046778座標: 北緯33度33分2.8秒 東経134度2分48.4秒 / 北緯33.550778度 東経134.046778度 / 33.550778; 134.046778
山号 月光山
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
創建年 伝・大同2年(807年
開基 伝・空海(弘法大師)
正式名 月光山珠勝院金林寺
別称 馬路薬師、馬路薬師堂
文化財 薬師堂、木造不動明王立像、木造毘沙門天立像(以上は国の重要文化財
法人番号 8490005005558
金林寺
金林寺 (高知県)
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金林寺(こんりんじ)は、高知県安芸郡馬路村にある高野山真言宗仏教寺院。山号は月光山。詳名は月光山珠勝院金林寺。通称は馬路薬師堂。開基は空海(弘法大師)と伝える。薬師堂は国の重要文化財

歴史

創建は平安時代にさかのぼると推定されるが、中世以前の沿革は不明。寺伝では大同2年(807年)空海の創建といい、薬師堂には弘法大師一夜建立の伝説がある。

伽藍

文化財

重要文化財(国指定)
  • 薬師堂 - 様式手法から室町時代の建立と推定される。高知県下において中世にさかのぼる数少ない建造物の1つである。堂内の厨子は墨書銘から永正15年(1518年)の作であることが判明する。金林寺には応永33年(1426年)銘の鰐口(わにぐち)が伝来し、薬師堂の建立はこの頃までさかのぼる可能性もある。軒を支えるために垂木を用いず板軒とする点に特色がある。
  • 木造不動明王立像・毘沙門天立像 - 不動明王像の光背に建暦3年(1213年)の銘がある。
高知県指定保護有形文化財
  • 木造薬師如来坐像(附 木造如来形坐像) - 檜一木造。

交通アクセス

周辺情報

関連項目

参考文献

  • 「新指定の文化財」『月刊文化財』465号、第一法規、2002年

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