金本位制の崩壊と外貨準備とは? わかりやすく解説

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金本位制の崩壊と外貨準備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:17 UTC 版)

外貨準備」の記事における「金本位制の崩壊と外貨準備」の解説

金本位制崩壊し第二次世界大戦後ブレトン・ウッズ体制構築されると、各国通貨は金の裏づけを持ったドル本位として発行されるようになり、各国国際収支ドル準備増減によって決済されるようになったニューヨーク金融市場集中決済したわけではなくヨーロッパ支払同盟国際決済銀行代理店として決済業務担った日本では第二次世界大戦終了後輸入外貨割当制により、外貨管理はすべて政府統括におかれ、海外との自由貿易事実上禁止された(傾斜生産方式)。1949年外国為替及び外国貿易管理法制定され貿易再開されたが、外貨はすべて政府管理であり、慢性的な輸入超過であった日本は、景気が少し良くなれば輸入増え外貨枯渇し外貨流出阻止するために経済引き締めによって景気悪化するという国際収支天井問題となった1950年発生した朝鮮戦争関わる特需により外貨準備増え国際収支天井大きく引き上げられた。1954年には外国為替銀行法にもとづく戦後初の外為銀行東京銀行)が開業し政府手持外貨大蔵大臣勘定MOF勘定)は東京銀行開設された。外貨割当性は1960年代前半逐次解除されてゆき、外貨使用届出輸入届出などの貿易統制1980年頃までにほぼ自由化された(貿易自由化資本自由化)。

※この「金本位制の崩壊と外貨準備」の解説は、「外貨準備」の解説の一部です。
「金本位制の崩壊と外貨準備」を含む「外貨準備」の記事については、「外貨準備」の概要を参照ください。

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