野々海146号菌【ノノミ146ゴウキン】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10363号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 野々海146号菌 よみ:ノノミ146ゴウキン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社ミスズライフ | |
品種登録者の住所 | 長野県下水内郡栄村大字豊栄363番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林満 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「宝1号菌」に野生種を交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が黄茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。菌糸の最適生長温度は24℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は91~100日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日、芽出し最適温度は15~18℃、子実体の成長最適温度は15~17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は31~35本以上である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は黄茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さ及び肉質は普通、斑紋の多少及び大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は白、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上、肉質は普通である。「宝1号菌」と比較して、収量が多いこと、菌さんの断面が丸山形であること、「宝2号菌」と比較して、菌しゅうの並び方が正常であること、菌柄の形が細長であること等で区別性が認められる。なお、「宝1号菌」及び「宝2号菌」との対峙培養において、帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に育成者の施設(長野県上水内郡栄村)において、「宝1号菌」に野生種(長野県産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ミスズ146号菌」であった。 |
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