釈迦から開祖・達磨大師まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:44 UTC 版)
禅宗での血脈相承を法嗣と呼ぶ。釈迦以降の法嗣は次のように伝えている。 釈迦-摩訶迦葉-阿難陀-商那和修-優婆毬多-提多迦-彌遮迦-婆須密多-仏陀難提-伏馱密多-波栗湿縛-富那夜奢-阿那菩底-迦毘摩羅-那伽閼剌樹那-伽那提婆-羅睺羅多-僧伽難提-伽耶舎多-鳩摩羅多-闍夜多-婆修盤頭-摩拏羅-鶴勒那-獅子菩提-婆舎斯多-不如密多-般若多羅-菩提達磨 マハーカーシャパ(摩訶迦葉)はバラモン階級出身の弟子で、釈迦の法嗣とされる(法の継承者)。拈華微笑と言われている伝説が、宋代の禅籍『無門関』に伝わる。 世尊、昔霊山(霊鷲山、グリドラクータ)会上に在りて、花を拈(ひね)りて衆に示す。是の時衆皆な黙然として、惟だ迦葉尊者のみ破顔して微笑す。世尊云「吾に、正しき法眼の蔵にして涅槃の妙心(正法眼蔵・涅槃妙心)、実相・無相・微妙の法門有り。文字を立てず教外に別伝し(不立文字・教外別伝)、摩訶迦葉に付嘱す」と。 — 『無門関』第一巻(世尊拈華) 二十八祖ボーディダルマ(菩提達磨)(南インド出身)が中国に入り、禅の教えを伝えたとされる。達磨は中国禅の始祖となった。
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