部 曲とは? わかりやすく解説

かき‐の‐たみ【部曲/民部】

読み方:かきのたみ

⇒かきべ


かき‐べ【部曲/民部】

読み方:かきべ

律令制以前における豪族私有民。それぞれ職業持ち蘇我部大伴部のように主家の名を上に付けてよばれた大化の改新後は廃止され、特に天武朝後は公民となった。かき。かきのたみ。→部(べ) →部民(べみん)

丹波但馬因幡の私(わたくし)の—を進(たてまつ)る」〈雄略紀〉


ぶ‐きょく【部曲】

読み方:ぶきょく

⇒かきべ(部曲)


部曲

読み方:ウジヤツコ(ujiyatsuko), カキベ(kakibe)

上古に、氏に属していた奴隷


部曲

読み方:カキベ(kakibe), カキkaki

古代部民私有民。


部曲Bu qu

ブキョク

武装集団編制単位

正規単位としては、大将軍営の五部がある。その長官校尉各部の下に曲があり、曲の長官は軍候《史記司馬相如伝》。

また一般的に、「某之部曲」などと称し、その将校所属する武装集団を指す。

また豪族私有する武装集団を指す。

またこれらの武装集団の統率者を指す。部長部将、部曲将ともいう。なお曲の長官曲長、その下にある屯の長官は屯将という《諸葛亮伝》。


部曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 06:00 UTC 版)

部曲 (かきべ、ぶきょく)は、古代の中国朝鮮日本の私有民や私兵などの身分のことである。日本では民部とも書く[1]。中国が起源で、賤民であり、隷属的集団。


  1. ^ a b kotobank,デジタル大辞泉
  2. ^ a b kotobank,世界大百科事典 第2版
  3. ^ 深津行徳「律令「浮浪」「逃亡」規定について」学習院史学 28, 46-55, 1990-03-00


「部曲」の続きの解説一覧

部曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 05:41 UTC 版)

三國志Online」の記事における「部曲」の解説

特定の国に所属し、同じ武将の下に集まった仲間たち。名前の下に部曲名が表示される

※この「部曲」の解説は、「三國志Online」の解説の一部です。
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部曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 10:14 UTC 版)

和珥氏」の記事における「部曲」の解説

大和山城国近江国諸国から北陸中部中国地方、他に讃岐国2部甲斐国1部伊豆国1部にかけて分布する丸部(和邇部、ワニベ)がある。

※この「部曲」の解説は、「和珥氏」の解説の一部です。
「部曲」を含む「和珥氏」の記事については、「和珥氏」の概要を参照ください。

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