部族間内戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:41 UTC 版)
「2011年リビア内戦」の記事における「部族間内戦」の解説
反体制派が占領したベンガジなどの東部は、カダフィ大佐に打倒されたイドリース王の出身部族もあり、弾圧を受けてきた。反乱を呼びかけた元公安相も東部部族出身であり、ベンガジの東にある都市では現地警察が軍に銃を向けたとの情報もある。ベンカジで一部軍部隊が反体制派側に回る、軍将校団が反乱を呼びかけるなど軍離反の動きも報じられた頃、政府側は空爆など本格的な軍事行動を開始。一方で、カダフィ大佐の出身地であり出身部族の拠点であるスルトや、カダフィ大佐を支持したワルファラ族の拠点であるバニワリードなどでは、トリポリが陥落しカダフィ政権が事実上崩壊した後もカダフィ派の抗戦を支持し続けた。なお、この攻撃を報じる報道機関は、デモ隊や一般市民への無差別攻撃であると主張している。
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