遭難信号の統一とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 遭難信号の統一の意味・解説 

遭難信号の統一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 04:32 UTC 版)

SOS」の記事における「遭難信号の統一」の解説

1906年10月3日から11月3日ベルリン開かれた第一回国際無線電信会議において世界共通(無線会社共通)の遭難信号制定討議された。審議の際にはマルコーニ社の社内符号CQDや、アメリカからは船舶使われていた旗旒信号NC遭難)を無線電信でも使ってはどうかと提案されたが、最終的に開催国ドイツ無線法で定めていたSOS採択された。会議最終日1906年11月3日)に調印され国際無線電信条約附属業務規則第16條にはSOS規定され発効日を1908年7月1日とした。 条約調印各国発効日までに批准し自国関係する無線法規をこれに整合させ、実行に移すことになった日本1908年明治41年2月25日林董外務大臣からこの条約規則批准上奏したい旨の閣議請議があり、2月29日西園寺公望内閣閣議決定、さらに3月18日枢密院において最終的に可決された。ただちに上奏され、3月19日には裁可を得、3月27日批准された。そして1908年6月22日公布同年6月23日官報告示している。 1908年3月27日批准手続き終わったため、無線に関する法律電信法」のもとに、無線電報取扱規程定めたのが1908年4月9日だった。その第6条には国際的な整合をとった「危急 ・・・― ― ― ・・・」が盛り込まれている。日本では・・・― ― ― ・・・を「危急」と命名し国際無線電信条約附属業務規則発効するよりも、二月早い1908年5月1日施行されのである

※この「遭難信号の統一」の解説は、「SOS」の解説の一部です。
「遭難信号の統一」を含む「SOS」の記事については、「SOS」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「遭難信号の統一」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「遭難信号の統一」の関連用語

1
2% |||||

2
2% |||||

遭難信号の統一のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



遭難信号の統一のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのSOS (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS