道徳経済合一説とは? わかりやすく解説

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道徳経済合一説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:55 UTC 版)

渋沢栄一」の記事における「道徳経済合一説」の解説

栄一大正5年1916年)に『論語算盤』を著し、「道徳経済合一説」という理念打ち出した幼少期学んだ論語』を拠り所倫理利益(=算盤)の両立掲げ経済発展させ、利益独占するではなく、国全体豊かにする為に、富は全体共有するものとして社会還元することを説く同時に自身にも心がけた。『論語算盤』にはその理念端的に次のように述べられている。 富をなす根源何かと言えば仁義道徳正し道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。 そして、道徳離れた欺瞞不道徳権謀術数的な商才は、真の商才ではないと言っている。また、同書次の言葉には、栄一経営哲学エッセンス込められている。 事柄対し如何にせば道理にかなうかをまず考えしかしてその道理にかなったやり方をすれば国家社会利益となるかを考え、さらにかくすれば自己のためにもなるかと考える。そう考えてみたとき、もしそれ自己のためにはならぬが、道理にもかない、国家社会をも利益するということなら、余は断然自己捨てて道理のあるところに従うつもりである。 幕末栄一と同じ観点から備中松山藩藩政改革あたった陽明学者山田方谷の門人で、「義利合一論」(義=倫理・利=利益)を論じた三島中洲知り合うと、両者意気投合して栄一三島深く交わるようになる栄一は、三島死後に彼が創立した二松学舎経営深く関わることになる。

※この「道徳経済合一説」の解説は、「渋沢栄一」の解説の一部です。
「道徳経済合一説」を含む「渋沢栄一」の記事については、「渋沢栄一」の概要を参照ください。

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