運航機材(貨物専用)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 10:15 UTC 版)
「JALカーゴ」の記事における「運航機材(貨物専用)」の解説
貨物専用機材の運航も行なっていた時の機材は以下の通り。 JALカーゴ 貨物専用機材(現在は全て退役)機種名概要画像ボーイング747-400F 銀色が輝く機体だが、それはアルミニウム合金で機体が構成されているためであり(ポリッシュドスキン)、銀色の塗装が実施されている訳ではない。ポリッシュドスキンにより塗装を省くことで、機体の軽量化を図っている。また、旅客型を含め日本航空が所有する747としては唯一、鶴丸塗装がどの機体にも実施されていない。運航機数は2機で、導入からわずか6年で売却となった。 ボーイング747-400BCF 通常の-400F(上記)とは異なり、元は旅客型の-400だった機体を貨物型へと改修したものである。その名残として、-400Fのアッパーデッキ(2階席)が短いのに対し、-400BCFは旅客型と同じようにストレッチドアッパーデッキ(SUD)となっているほか、-400BCFはポリッシュドスキンではなく、旅客型と同じように白い機体になっている。また、-400Fには装備されている、ノーズカーゴドアがない。積載量に関しては、その構造や航続距離などの面から、-400Fよりも若干劣っている。運航機数は5機。 ボーイング747-200F ポリッシュドスキンの機体とそうでない機体に分かれていた。 また、機体後部に「SUPER LOGISTICS」と書かれていた機体も少なくなかった。なお、日本アジア航空との共通事業機は、胴体の社名が「JALCARGO」の「L」がない「JA CARGO」になっており、また尾翼に鶴丸などではなくレジナンバーが表記されていた。サイドカーゴドアがない機体が1機(JA8132)あった。-200Fには自社の旅客型を改造した機体はないが、JA8193号機は1991年にシンガポール航空から購入した旅客型(旧機体記号9V-SQO、1980年製造)を受領直後に改造したもので、客室窓がわずかながら残っていたことで容易に識別できた。また、自社導入機の他にも、1982年にパンアメリカン航空から2機購入している。 ボーイング747-100F 1977年に旅客型1機(JA8107)を改造したもので、客室窓がそのまま残されていた。日本アジア航空との共通事業機。 ボーイング767-300ERF 747-400Fと同様にポリッシュドスキン仕様となっている。2007年から運航を開始したが、わずか3年ほどで全機が退役。アジア路線などの近距離貨物便を中心に運航していた(後述)。日本航空所有の767としては唯一、どの機体にも鶴丸塗装が未使用である。運航機数は3機。 ダグラスDC-8-62AF 初代鶴丸塗装を使用していた頃に活躍し、747Fと共に長距離貨物便の運航を担っていた。 ダグラスDC-8F-55 DC-8-62AFとともに活躍していた。
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