旅客型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:56 UTC 版)
「ボーイング737 ネクストジェネレーション」の記事における「旅客型」の解説
737-600 737-500の後継でエアバスA318と競合する。オプションとしてウィングレットは含まれていない。ローンチカスタマーはスカンジナビア航空。 ボンバルディアやエンブラエルなどのリージョナルジェットと競合する-600型は、エアバスA318共々苦戦し、2012年に生産を終了。価格表からも削除された。結果的に僅か69機しか売れず失敗作となった。 サウスウェスト航空737-700N560WN 全日本空輸737-700ERJA13AN 737-700 737-300の後継となる基本型でエアバスA319と競合する。空力改善のため737-300より胴体が若干延長されているが、客室の長さは変わっていない。 NGシリーズのローンチカスタマーとなったサウスウエスト航空が1993年11月に採用を決めた際に開発が始まった。2015年からアジア・欧州等から手放した同シリーズを大量購入したのもサウスウエスト航空であり、主にウエストジェット・ターキッシュ・エアラインズ・ジンエアー・ティーウェイ航空・ライアンエアー・中国東方航空・トランスアエロ航空から購入してアメリカ国内線の輸送力増強に充当される。 737-700C 737-700の貨客両用型。 737-700ER 2006年1月31日に発表された737-700の航続距離延長型。燃料タンク増設などにより最大で10,000kmを越える航続距離を持つ。導入したのは日本の全日本空輸のみで、成田国際空港とムンバイ(チャトラパティ・シヴァージー国際空港)を結ぶフライトを中心に運航されていた。この機種は2016年に退役した。 737-800 737-400の後継でエアバスA320と競合する。NGシリーズ中最も多く生産されているモデルである。737-400よりも胴体が長く、最大座席数はボーイング727-200と同じ189席となった。ローンチカスタマーはハパックロイド・フルーク(現TUIフライ・ドイッチュラント)。 737-800ERX 737-900ERの主翼と降着装置を使用した、航続距離延長型。 アラスカ航空737-900 ライオン・エア737-900ER 737-900 導入時点で最長の派生型。-800と同じ非常口設定が保持されるため2クラス時座席数は約177席と高いが、高密度の1クラスレイアウトは189席に制限される。アラスカ航空がローンチカスタマーとなった。-900ERと入れ替わる形で生産を終了。 737-900ER ボーイング737シリーズ最大の派生型である。廃止されたボーイング757-200の航続距離と座席数を満たすために導入した。エアバスA321と競合する。 最大航続距離が5,900kmで非常口を増設することで最大座席数は201席となった。ローンチカスタマーはライオン・エア。
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