近似種との区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 09:15 UTC 版)
カマドウマ科にはよく似たものが多いため正確な同定はかなり難しく、単なる絵合わせによって正しく同定をすることは不可能で、脚の棘や交尾器の形態などの詳細で正確な観察に基づいて同定しなければならず、それほど簡単ではない。特に幼虫の場合は専門家でない限り正確な同定はほぼ不可能と考えてよい。ある程度昆虫に詳しい者が行った過去の記録にもクラズミウマ Diestrammena asynamora などとの混同も少なくないという。 ただし家屋や納屋などに見られるカマドウマ科のうち、胴体や脚に濃淡の斑紋が明らかなものは少なくともカマドウマではなく、多くはクラズミウマかマダラカマドウマである。また一つの地域に生息する種は限られるので、産地や環境からある程度の種に絞り込むことも可能である。
※この「近似種との区別」の解説は、「カマドウマ」の解説の一部です。
「近似種との区別」を含む「カマドウマ」の記事については、「カマドウマ」の概要を参照ください。
近似種との区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 15:24 UTC 版)
成虫はタマリフタバカゲロウと似ているが、オス成虫の把持子の間は円錐形で、その先端が尖る点で区別できる。また、フタバカゲロウ属のオス成虫はウスバコカゲロウ属 Centroptilum およびヒメウスバコカゲロウ属 Procloeon とは異なり、把持子末端節の形状は丸くて小さく、左右の把持子間の形状も円錐形である。メス成虫の場合は先述の2属とは異なり、複眼は小さくて背面で接しない点に加え、前翅前縁に褐色の斑紋がある点で区別できる。 幼虫もナミフタオカゲロウ・ヒメフタオカゲロウやコカゲロウ各種に似ているが、尾の帯斑の様子や、触角が長い点などで区別できる。尾は内側のみに濃い褐色の帯斑が3節おきに入り、尾の先には幅のある濃褐色の帯斑があるため、その点で近縁種と区別できる。また腹部腹面中央部の左右には、淡褐色のやや幅広い縦条が1本ずつある。コカゲロウ科の幼虫の鰓を比較した場合、本種やウスバコカゲロウ属の幼虫の鰓は菱形で、フタバコカゲロウ属 Baetiella やコカゲロウ属 Baetis の幼虫の鰓は単一卵円型である。また、本種の幼虫はイトトンボの幼虫(ヤゴ)とも似ているが、触角が長くて頭が小さいことや、腹部側面に目立つ鰓がある点で区別できる。
※この「近似種との区別」の解説は、「フタバカゲロウ」の解説の一部です。
「近似種との区別」を含む「フタバカゲロウ」の記事については、「フタバカゲロウ」の概要を参照ください。
- 近似種との区別のページへのリンク