輸送対象による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 03:14 UTC 版)
貨物駅 貨物駅とは貨物列車に貨物を積み降ろしすることを目的とした鉄道駅である。世界的には鉄道の主たる用途は貨物輸送であるので、貨物駅の重要性は高い。 詳細は「貨物駅」を参照 旅客駅 旅客駅は旅客の乗降のために設けられた駅のことである。 一般的には、主に駅舎、待合室、プラットホーム、線路などから構成される。簡素な駅では(駅舎や待合室もなく)プラットホームがひとつだけの場合もある。単線の駅の場合は、en:passing loop (交換線) が設置されることも多い。なお、信用乗車方式を採用する場合は規模に関わらず最小限の設備に抑えられている。反対に線路数が多い駅の場合は跨線橋も設置される。 旅客を取り扱う駅では、一般には乗降のための設備を持っており、乗降するための台をプラットホーム(ホーム)と呼ぶ。ホームに並行する形でホームの片側または両側に線路が敷かれる。複数の線路を有する駅では、複数の乗り場に「○番線」「○番ホーム」「○番のりば」「プラットフォーム○」のように番号を付けて旅客の便を図っている。そのほか、運行時刻を掲載した時刻表が備え付けられていることがある。ホームへ入場する際に改札を通る場合がある。無人駅や、路線によっては改札が省略され、列車への乗車後に運賃を支払う場合もある。また、乗車しなくてもホームに立ち入るために入場券が必要になる場合もある。 複数の路線が乗り入れる主要な旅客駅(ターミナル駅)では駅員が配属され、特殊な切符の発券窓口などもある。それ以外の駅でも駅員が配属されることもあるが、発券機や自動改札といった機械設備が人間に代わって駅業務を果たしており無人化されているところもある。また、利用者の少ない駅では駅員が配属されない傾向にある。このような無人化された駅は無人駅と呼ばれる。反対に駅員がいる駅は有人駅と呼ぶ。駅舎や周辺の管理は、有人駅であれば基本的に駅員が行うことになるが、無人駅では管理している鉄道会社が定期的に行うこともあれば、駅の周辺に住む住民によって管理されることもある。 鉄道駅には常時乗客の乗降に使用される一般的な常設駅の他に、特定の季節または日に限って使用される臨時駅がある。ただし、毎日営業するものの、営業時間が限られている駅については常設駅として扱われる。
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