輸血用ABO抗原の変更とは? わかりやすく解説

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輸血用ABO抗原の変更

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 01:59 UTC 版)

ABO式血液型」の記事における「輸血用ABO抗原の変更」の解説

分泌型なら)唾液中からも血液型物質検出できるのだが、すぐに調べればわかるのに数時間ほど放置してから調べると検出不能になる事例がかなり初期から知られており、さらに採集後すぐに加熱処理すれば長時間置いて検出できるため京城帝国大学佐藤武雄らはこれを研究した結果口腔内の細菌唾液中の血液型物質分解するということ発見した。これはすべての型を分解するのだった1950年代井関尚栄らが選択的にA・B・O各型質を選択的に分解する酵素発見し例えB型血球にB分解酵素を使うとO型血球になることが分かったO型血球フコース失いガラクトースだけの志賀赤痢菌などに見られる異性人血抗体を持つ血球になった。)。 上記時点では輸血使える代物ではなかったが、2007年4月A型B型AB型赤血球O型変えることのできる酵素開発米国ハーバード大学などの国際研究チーム成功したO型血液ボンベイ型を除く全ての血液型の人に輸血が可能であるため、この技術確立すれば、輸血の際に血液型考慮する必要がほとんどなくなることとなる。

※この「輸血用ABO抗原の変更」の解説は、「ABO式血液型」の解説の一部です。
「輸血用ABO抗原の変更」を含む「ABO式血液型」の記事については、「ABO式血液型」の概要を参照ください。

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